御神楽岳(福島、新潟)

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1977.07.16〜07.17
山歩きの会メンバー約20名

07.16 

平 14.20(車)19.40 登山口  就寝 22.00

07.17 

起床 3.20  出発 4.40−尾根取付 6.05−クサリ場 7.00−8.20 本名御神楽 8.40− 9.17 御神楽 9.40−10.05 本名御神楽 10.22−11.30 尾根取付12.45−登山口 13.20


7月16日(土)曇
車5台で出発。愛車シビックにはN、K、Hが同乗。
只見川の支流へ奥深くわけ入った時はもう暗い。車道のどん詰まりにテントを張る。晩飯は相変わらずカレー。明日に備えて早く寝たが、暑さとマットの下の石ころが気になり寝られず。全く一睡もしていないつもり。
 
7月17日(日)曇
出発する時から太股がつる感じで非常に調子悪い。頂上まで行けるかどうか不安で元気出せない。出発後しばらくは身長以上のヤブで、露でびしょびしょ。あまり通る人もない様子で踏み跡のはっきりしない所もあり、一人で来たのならとても進む気になれまい。
沢をへつったり、滝を高巻いたり、予想通りしんどい道だ。尾根に取り付くとほっとする。休憩の度に、「へばらないこつは食えるうちに食ってしまうことだ」と言いながら、わけ与えられた食料をせっせと食べる。確かにチーズやソーセージなどは朝の元気のあるうちに食べてしまう方が良いようだ。疲れてくるとトマトしかのどを通らなくなる。
高度を稼いで来ると左手の方は赤っぽく陰惨な岩場がはるか下から尾根筋まで続いている。対面の沢沿いにはまだ大きな雪渓が残っており、雪の見えない所も雪崩で流れ落ちた土の下は雪になっているらしく、あちこちで湯気が立っている。
常に、すぐ前方はガスがかかっているのだが、歩くのと同じ早さでガスも移動するらしく、いつまでたってもガスの中には入らない。
本名御神楽の頂上付近は樹木はなく、北の御神楽から東へ延びる尾根の大岩壁が目の前、ふり返ると会津の山並み。残念ながら天候が今一つで全く遠望は効かないが、晴れていれば素晴らしいだろう。
女性共は大部分ここで引き返すことにして、男全員と女性2人で御神楽をピストン往復する。この尾根筋はずっと樹木に覆われているがやせ尾根で東側は切り立っている。木の根っこを踏みはずすと下ははるか谷まで真っ直ぐで時々肝を冷やす。
かんじんの御神楽頂上は枯れ木一本に札がぶら下がっているだけ、展望も効かずつまらないがガスの合間から別の岩壁が間近に見える。直射日光こそあまり射さないものの風は無く、下りは非常に暑い。西瓜だけを楽しみにして下る。
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御神楽岳
御神楽岳
 
凄惨なスラブ
御神楽岳の凄惨なスラブ
 
凄惨なスラブ
同上
 
御神楽岳頂上
御神楽岳の頂上

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