至仏山(群馬)

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1977.07.30〜07.31
同行者 T.

07.30日  

富士見下 3.40−5.40 富士見峠 6.30−あやめ平 7.00−8.30 鳩待峠 9.00−12.15 至仏山頂 12.55−15.20 山の鼻  至仏山荘泊

07.31日  

起床 4.30  出発 6.00−7.20 鳩待峠  上野 13.00


7月30日(土)晴後曇
早い時間の急行、各停を乗り継いで沼田へ入ったのが正解でゆっくり座れたし、夜はバス待合所ベンチで 2.3時間ながら横になって寝られた。
富士見下でしばらく味噌汁を飲んだり、時間つぶしをしてから出発したが真っ暗で足元がわからずそろそろ歩く。峠まではあまり急な登りもなく、ジープで充分上れる車道だがトマトとカメラが重たいのか、水は入れてないのにリュックがずっしりと肩にくい込む感じだ。富士見峠で朝食にするが朝からあまり食欲がない。
あやめ平は前回は雪ばかりで何もわからなかったが、池塘がありたしかにきれいな湿原だ。横田代付近のワタスゲと、平ケ岳の展望の後は間もなく樹林帯に入り、歩きにくい急な下りが続く。
やっと鳩待にたどり着くとここはなんと自家用車がぎっしりで警笛や砂ぼこり、それに人の群れでうんざりする。
牛乳を飲んで気を取りなおし、至仏の登りにかかる。少し登りかけた所でTさんがダウン、少し歩いては下を向いてはあはあと肩で息をついている。これをなんとかなだめすかしながら 1886.9 m のピークを巻いたあたりで、だいぶ回復した様子でほっとする。
樹林帯のゆるい登りの後は急登になり、登り着いたところはきれいな田代だ。ここからはほとんど木の無い草原とハイ松の稜線になる。右手には写真でよく見る尾瀬ヶ原と燧岳の俯瞰図。左手の方はガレた谷の向こうに残雪の多い谷川岳、比較的近い所に不格好な武尊山が見える。
小至仏を巻いて、至仏の岩にかこまれた頂上に着く。一休み後、ここからの下りがまたたいへんな道だ。岩だらけで水は無く、ほぼ一直線の急坂である。さいわい頂上に着いてしばらくしてからは入道雲が頭上に広がり、日は射さないので助かるが、ここで照りつけられたら日陰は無く完全にグロッキーになりそうだ。
地図上の行程時間の通りで山の鼻にたどり着く。予想外に人は少ない。夕方の散歩で牛首の手前あたりまで歩き、7時からは隣の自然保護センターで尾瀬のスライドを見る。
 
7 月31日(日)晴
今日は鳩待峠までだけの行程で下山である。不思議に足は全然痛くなく、リュックは重かったが肩も痛くない。谷沿いの道をできるだけゆっくり、のんびり歩いて峠へ向かう。入山して来るものは小さな子供をつれた家族連れが多い。
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ワタスゲ
アヤメ平付近のワタスゲ
 
至仏山
アヤメ平付近から見る至仏山
 
尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
至仏山から見る尾瀬ヶ原と燧ヶ岳

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