千畳敷−宝剣山荘(長野)

同行者 K兄
1980.02.14〜02.17

02.14

新大阪 22.17発(ちくま5号)

02.15

千畳敷ロッジ着 9.20−散歩 10.30〜14.00  就寝 21.00

02.16

起床 7.30  出発 10.40−13.55 稜線−宝剣山荘−稜線 14.20−ロッジ着 15.00

02.17

起床 6.40−散歩 7.15 〜8.30 千畳敷発 10.00  駒ケ根 11.25  名古屋(ハイウェイバス3時間)


2 月15日(金)雪
雪山で気楽に遊んでこようと千畳敷に向かった。
ロッジ着一休み後、装備を整え出発。大荷物の4人組パーティーが30分前に出発したが、小屋を出てみると、ほんのまだ 100 mも進んでいない。ガスで地形も定かにわからず、トレースもなし。一人ではどうにもならない所。
ワカンを着けても太ももまでもぐり、なかなか前進できない。4人パーティーは更に足が遅いので、どうしても我々が前に出てラッセルするはめになるが、道がわからないためあまり進めない。
そうかと言って空荷でラッセルどろぼうもできず岩稜の手前で引き返す。金曜の夜の泊まり客は我々二人のみ。

2 月16日(土)雪
土曜日も登山客は少ない。2パーティーが出発した後を追う。5人パーティーは中央稜線の方へ向かった後すぐに引き返した様子。前を行く3人パーティーは大荷物のうえにワカンを着けていないのですぐに追いつき、ラッセルを交替する。
昨日より雪も小降りで見通しは少し良好。いくらか暖かい感じで足指先も痛くならない。小屋の外の気温は -16℃。昨日の偵察で道がだいたいわかっているので良いが急登になると腰まで雪にもぐりながら四つばいになってラッセル。
稜線まで出るとさすがにクラストしており、アイゼンが小気味よくきしる。山荘の陰に隠れても風がきつく、早々に退却するが、この狭い所でガスで方角がわからなくなり、しばらく不安になる。ガスの晴れ間に道標を見つけてほっとする。
下りは恐ろしいほど急で、良くこんな所を登って来たものと感心するが、雪が柔らかいので滑る心配はなく非常に楽だ。3時間の登りを40分で下る。

2 月17日(日)晴
山を下る日に晴天はよくあること。朝食前に写真撮りに極楽平へ向かうが二人とも体調悪く、ガスもかかって来たのであっけなくギブアップ。
服装:ウール下着、スキー用アンダーセーター、ウールカッター、ヤッケ、オーバーミトン、ニッカー、オーバーズボン、ロングスパッツ、目出帽
念のためセーターを持ち歩いたが、行動中は寒さを感じず不要。手足の先は冷たい。
宿でこたつ、ストーブがあるにもかかわらず、セーターを着こんでもまだ少し寒い。

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