御岳(長野)

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会社より40名
1999.07.31

07.31

田の原出発6:40−40−7:07第一回目休憩7:10−7:25金剛童子7:33−7:52富士見石8:04−8:15一口水8:24−8:54王滝頂上9:00−9:40剣ヶ峰(早い昼食)−二の池めぐり王滝頂上11:40−12:03一口水12:20−12:50金剛童子13:00−13:25大江権現−13:45田ノ原


7月31日(土)晴
昨日までと打って変わって見事な天気。田ノ原から王滝頂上がすぐそこに見えている。
登山口からしばらくは木立の中の緩い登りで、そのうちに道はやゝ急になり視界は全く利かずうっとうしい。
やがて丈の低いハイ松に変わるとまもなく金剛童子。お堂のような建物がいくつか建っており、中に仁王様のような像がまつってある。ここまで来ると非常に見通しもよく、中央アルプスが正面に見える。道は火山岩がごろごろして歩きにくい。
次の休憩場、富士見石では、中央アルプスの上にほんのわずか富士の頭が見える。上から下りてくるとそれが富士と分かるらしいが、ここでは誰かに聞かないととても分からない。
ここからすぐに一口水。ちょろちょろと水が流れ出しており、大き目の杯で飲むが、思ったほどは冷たくない。
30分ばかりの急登で王滝頂上に着く。風が非常にきつく冷たい。頂上神社の境内では何か工事中で雑然としている。
すぐそこに剣ヶ峰が見えているが、数年前の前回に比べると小屋が大きくなっているようだ。雲が沸いているときは噴煙とまじりあって凄惨に見える噴気孔も、このように晴れあがっていると何となくつまらない。
剣ヶ峰直下には「御岳教御神火祭斎場」と書いた仏像が何体かまつってあり、修行装束の人々が経を唱えている。最後は石段であえぎあえぎ登り詰めるとお宮があり、剣ヶ峰頂上。
北側に乗鞍岳が見え、そのすぐ右肩に見えるピークが槍ヶ岳か。やゝ離れているピークは大天井かあるいは常念か。左手には笠ヶ岳のピーク。ずっと東のほうに視線を移すと、八ヶ岳から南アルプス。南アルプスに見える二つのピークが甲斐駒と北岳だろう。中央アルプスはほぼ同じ高さの山が連なり、その向こうに富士山が頭を覗かせている。西側は火口壁の向こうに白山の連なりが見える。
時間は早いが昼食のおにぎりを食べ、N君と二の池まで散策に出る。雪渓の下にある池は異常なほど色が青い。銅イオンでも溶け込んでいるのだろうか。ここまで来るとN君が疲れのため「もうここで待っている」と言うので引き返す。
帰りは剣ヶ峰の横を巻いて王滝頂上に向かう。途中一箇所、小さく汚れた雪渓。
王滝頂上からの下りは、登るときあまり気にならなかったが、足場が悪くとても歩きにくい。疲れているうえに風が強く、足場が悪いため、足がよろめきかげんになる。小さな子供が、元気よくぴょんぴょんと石を飛び降りながら下っていくのを見てうらやましい。
この時間に登ってくる人が意外に多い。上の小屋に泊まるのだろうが、そうすればゆっくりと摩利支天や継子岳を廻ることができるだろう。
急な下りが意外に辛く、下の緩い坂道がまだかまだかと待ち遠しい。大江権現から緩くて広い道になる。
田の原近くで、左手に「奥の院遥拝所」と書いてあるのでそちらに寄り道をしてみる。ここでも仏像の前で大勢が経を唱えており、やゝ異常な雰囲気。そこを過ぎて、遊歩道展望台と書いてあるほうにも寄ってみたかったが、足が疲れているためまっすぐ田の原バス停に向かう。どうやら僕が一番最後に到着したらしい。
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御岳
田ノ原から仰ぎ見る御岳
 
剣ヶ峰
王滝頂上から見る剣ヶ峰
 
乗鞍と北アルプス
剣ヶ峰から乗鞍と北アルプスを見る
 
二の池
二の池

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