【関西百名山】倶留尊山(奈良、三重)

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2001.04.08

04.08 

青少年の家前駐車場7:30 − 亀峠7:45 − 二本ボソ8:12 − 8:40倶留尊山8:55 − 9:22二本ボソ9:28 −亀峠9:45 −亀山10:05 − 後古光山分岐10:15− 10:25おかめ池


4月8日(日)曇
曽爾高原に自分で運転していくのは始めてで地理不案内なうえに、香落渓の道路が込むと通りにくいと聞いているので、早めに家を出たが、少し早すぎた。
駐車場から少し上がると「おかめ池」だが、最近山焼をしたばかりのようで、一面真っ黒。花曇のようなガスがかかって見通しは悪く、あまり山がはっきり見えない。歩道以外は植生保護のためどこも立ち入り禁止。 これからたどる尾根筋は東からガスが吹きあがってきて遠くは見えない。おかめ池あたりの曾爾高原はあれだけ牧歌的でゆるやかな草原だのに、尾根の上は大きな岩がごろごろしている。尾根の右手、東側はヒノキ林に覆われており、さらにガスで何も見えない。 ゆっくり登っていくと今は無人の小屋があり、そのすぐ裏手が二本ボソ。二本ボソの意味は全く分からない。すぐ東のほうに岩が張り出していて、少し降りると「イワシの口」だが、これも一体何のことだろう? そう言えばソニ高原にしろクロソ山にしろ変った名前だし、それにもまして字が難しい。最初から読める人はまずないだろう。
二本ボソの先は急な下りになっている。これを降りきるとしばらく道は緩やかで、アセビと名前の知らない黄色い花の木(今の時期、黄色い花と言えばマンサクか?)が多い。
やがて急な登りを上がりきると倶留尊山頂上。一面のガスで少し幻想的な雰囲気さえある。東側は断崖になっているが、残念ながらただ乳白色で何も見えない。時間は中途半端だが頂上に着いたので、風の音を聞きながらパンをかじる。
ただのガスだけではなく、気にならない程度の霧雨になってきたので、岩が濡れないうちに引き返す。
二本ボソまでの間、所によっては岩が濡れており、注意して歩く。二本ボソから亀山峠の間で今日始めて若い夫婦連れの登山客に出会う。
亀山峠で、東側から上がってきたという60過ぎの登山客。朝よりさらに一面のガスになり、鎧岳はおろか、おかめ池も見えず「始めてきたのに何も見えない」とぼやいている。こちらのほうが朝はなんとか見えたので、少しはマシか。
これで下ってしまうとあまりにも早いので、この峠を通り過ぎてお亀山に向かう。こちらの方は観光客も来るのか、道路は木を組んで固めてあり、非常によく整備されている。途中で鞍部を一つ越えるとお亀山。
地図では長尾峠まで行かないと曾爾高原側に下りる道は書いてないが、ガスの合間に何か道のようなものが時々見える。単に防火帯だけかも知れないが、時間はあることだから行ってみる。
立派な階段を下りていくとやはり三叉路になっており、左に行けば後古光山1.7kmと書いてある。意外に近い。4時間もあれば後古光山から古光山まで行って引き返せるだろうが、どうせ行っても何も見えないので、次にまた来る予定にして残しておこう。
真っ直ぐ下っていくと、おかめ池のたもと、秋には売店にでもなりそうな建物の横に出る。駐車場はすぐそこだ。
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倶留尊山方面
おかめ池から倶留尊山方面を見る
 
二本ボソ
二本ボソという変わった地名
 
マンサク
二本ボソ−倶留尊山間はマンサクが満開
 
頂上
霧に霞む倶留尊山の頂上

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