高見山(奈良、三重)

map

2001.05.12

05.12 

高見峠駐車場8:50 − 9:25山頂 − 10:25小峠 − 10:50大峠− 11:30山頂12:15 − 12:50駐車場


5月12日(土)晴
本には小峠から登って大峠に下り、小峠に戻るコースが紹介されていたが、どれが小峠でどれが大峠か分からないうちに高見峠に着く。大峠という言葉はどこにも書いてないが多分これが大峠だろう。
高見山は駐車場から近いとは聞いていたが、こんなに近いとは知らなかった。急な樹林帯をジグザグに少し登っていくと展望が開け、間もなく頂上に着く。 頂上には展望台の手前に非常に立派な高見山神社が祀られている。
展望台から眺めると、すぐ東隣には三峰山の大きな山塊が見えている。その北の方に大洞山と倶留尊山、兜岳等の曽爾の山々、南には台高山脈の大きな山塊が見える。 その西はるかに大峰の大普賢岳が姿を見せ、北西も大きく開けているが、あまり目立つ山はない。
眺望に満足すると、あまりにも歩き足りない。時間はいくらでもあるので稜線沿いに西の方に下ってみる。
笛を吹くと両側から大蛇がかけ登ってきたという笛吹岩では下を覗き込み、「多武の峰 … 藤原鎌足公」と三度唱えると揺るぎだしたという揺岩では、実際にこれを三度唱えてみるが今は微動もしない。遠い昔の話でこの岩ももう錆付いており、無理もないか。
昔、天皇が登って大和の国を見下ろして軍議したという国見岩では、滑りやすい岩に無理をして登ってみるが、木が茂って何も見えない。間もなく平野バス停と杉谷バス停への分岐点になる。車は山の南を通って来たので、南側の杉谷道を下る。
どんどん急な坂を下ると古びた鳥居があり、林道に出るとこれが小峠らしい。ここから左手に行くと高見峠まで1.7kmと書いてある。林道を歩き始めると、すぐに高見峠への矢印が左手の山に入るようになっており、どうやら山を巻いて高見峠に抜けるようだ。歩く人も多いらしく、道はしっかりしている。
昔、この上の方の大きな岩の下に山賊が住んでいたという看板や、昔のように石畳を復元したと書いてあるところをみると、この山道が昔の伊勢へ向かう街道だったのだろうか。
緩い登り下りを繰り返すとまもなく右手に車が見え、高見峠に着く。昼飯は車の中で食うより、やはり眺望の良いところで食うほうが気持ちいいので、もう一度高見山に登る。朝のうちは、山で会ったのは二人だけだったが、昼近くなるとやはり人が増える。
展望台でゆっくり握り飯を食いながら展望を楽しむ。暑くもなく寒くもなく風は爽やかで、今日は実に絶好の日和だ。
Click the image to enlarge
 
高見山
国道166号から見る高見山
 
三峰山
高見山頂上近くから見る三峰山
 
大普賢岳
頂上展望台から遙か遠くに見える大普賢岳

年代順  ホームへ  

inserted by FC2 system