焼岳(長野)

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同行 T.Y
2001.07.20

07.19 

泉南発 21.30

07.20 

沢渡着4:00 − 仮眠1時間して5時起床 − バス沢渡発6:00 − 上高地6:40 − 焼岳登山口7:20 − 9:15焼岳小屋9:25 − 9:35焼岳展望台9:50 − 10:50焼岳11:35 − 12:40焼岳展望台12:50 − 焼岳小屋13:03 − 焼岳登山口14:25 − 河童橋15:00


7月20日(金)晴
夕べの出発が遅れたため夜中車を走らせ、沢渡着は午前4時。すぐに仮眠に入るが、いざ寝ようとするとなかなか寝付けないものだ。しかし気がついたら5時。相棒のYさんはもう朝食を食っている。僕もあわててお握りを食べ、靴を履き替え荷物の準備をする。
6時発のバスに乗る。行きのバスは問題なく40分で上高地に到着。すぐに歩き出す。河童橋を渡って梓川に沿って南下。西穂の登山口を見送り、しばらく林の中の林道を行くと右手に焼岳登山口の標識が立っている。
最初のうちは林の中の緩い登りだが少しずつ急になってくる。一部にはしご登りもあってガレ場沿いの急な道を登っていくと、やがて前方に大きな岩が立ちはだかっている。これをはしごで乗り越えると白い立ち枯れの木が混じった草付きになる。ジグザグに登って鞍部を越えるとひっそりという感じで焼岳山荘が建っている。
ここから焼岳展望台まで10分と書いてある。焼岳はその向こうだ。とりあえず展望台に向かう。丸い丘の上で焼岳、穂高連峰、笠ヶ岳、霞沢岳のほうが見えるはずだがいずれも上部は雲に隠れて見えない。特に焼岳は完全にガスに覆われている。
ここから焼岳に行くには少し下ってそこから再度登り直すが、既に前方には何人もの登山者が登っていくのが見える。これから先は草木がほとんどない火山性の岩や石ころのごろごろした道になる。
下から見るとすぐ上はガスで何も見えないと思うのに、歩いていくといつまで経ってもガス帯の中に入らない。時々硫化水素の臭いのする風の中を登っていく。
頂上かと思った尾根に出ると、中ノ湯方面からの登山客が上がってくる。すぐ上に勢いよくガスを吹き上げている小さな噴気孔が有り、周囲は硫黄で黄色くなっている。その横を登るとすぐ頂上に出る。
見下ろすと小さな火口湖と、そのすぐ脇に今でも盛んに噴煙を上げている噴気孔がある。この噴煙は勢いよく出ているので孔のところはよく見えない。臭いはきついだろうに、岩ツバメか何かが絶えずこの噴煙の周りを飛び回っている。
振り返ると視界を閉ざしていたガスは風で時々薄くなり、穂高から槍も時々見える。笠ヶ岳の山塊もほとんど顔を見せるが、笠のピークだけは雲で隠れている。
ごろごろした道を降り始めるとガスはますます晴れてきて、穂高から槍、笠のピークもよく見えるようになる。展望台に戻ると正面に西穂高の独標ピークと西穂山荘の赤い屋根も見え、東面は霞沢岳でふもとに小さな大正池も見える。
朝来た道をそのまま引き返すが、もう降りたかなと思ってからが遠い。林の中の同じような道がいつまでも続く。登山口へ下りきってから河童橋までも遠い。
帰りのバスは大渋滞とのことで、炎天下に長時間待たされる。いくらマイカー規制をしても、観光バスを無制限に入れるから渋滞は起きるし公害もなくならない。尾瀬のように全て専用のバスに乗り換えさすべきだ。
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焼岳
上高地から見る梓川と焼岳
 
穂高連峰
焼岳展望台から見る穂高連峰
 
霞沢岳
大正池と霞沢岳
 
笠ヶ岳
焼岳から見る笠ヶ岳

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