燕岳(長野)

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同行 T.Y
2001.07.21

07.21 

駐車場9:28 − 燕岳登山口9:37 − 10:27第二ベンチ10:35 − 11:00第三ベンチ11:05 − 11:35富士見ベンチ11:40 − 12:07合戦小屋12:20 − 13:20燕山荘13:40 − 14:08燕山頂14:17 − 14:45山荘14:52 − 15:35合戦小屋15:40 − 富士見ベンチ16:00 − 第三ベンチ16:25 − 第二ベンチ16:48 − 第一ベンチ17:08 − 登山口17:35


7月21日(土)晴
宿舎の朝飯を食ってから出かけようとしたため、非常に遅くなってしまった。朝食開始が7時半。終わってすぐ出かけたが、中房温泉駐車場に着いたのが9時頃。車を置く場所がどこにもなく、僕と荷物を駐車場前に置いて、Yさんが車を下の方に置きに行く。
結局出発は9時半を過ぎてしまう。早いパーティーならそろそろ上の小屋に着く頃だ。
この登りは急登で有名だが、それほどでもない。道はよく整備され、30分毎にベンチが用意してあるのでどれぐらい登ったかよく分かり、後どれくらい登らされるのだろうという不安もなく、登りやすい。
第一ベンチは休憩を省略し、第二ベンチからほぼ5分ずつ休憩する。第三ベンチの次は富士見ベンチだが、まさかここから富士山が見えるわけではないだろう。
合戦小屋をでて少し行くと、高い木がなくなりせいぜいダケカンバだけになる。周りは一面ガスに覆われ、遠くは何も見えない。
小屋から約30分のところになぜか三等三角点があり、やはりベンチが置いてある。晴れていれば見晴らしがいいのかもしれない。樹林帯は抜け登りも緩やかになる。
上から下りてくる人が、「上に上がると槍も見えますよ、がんばってください」と言うが、ガスも風で上の方に流れており、とてもこれより早い速度で登ることはできない。
まもなく前方に赤や青のテントが見えてくる。左手を見ると稜線上に小屋が建っている。稜線に出ると、不思議なことにあれほどのガスだったのに本当に槍が見える。ガスは尾根の東側だけで、風に吹き上げられたガスは西側に全く下りてこない。
小屋の前で昼飯を食い、燕山まで往復する。花崗岩の白い岩峰があちこちに屹立しており、明るい感じでなかなかおもしろい。しかし地面は花崗岩の崩れた粗い砂で、滑りやすく少し歩きにくい。
狭い頂上のもう一つ向こうに北燕岳が見えており、時間に余裕のある人はそちらのほうにも行っているようだ。槍のほうを見ると大天井は雲に隠れてなかなか姿を現さないが、そのあたりまでの稜線はほぼ水平という感じで歩きやすそうだ。
西側は野口五郎など裏銀座方面がよく見えているが、残念ながら広域の地図を持ってこなかったので、どれがどれかはっきりしない。一番はずれに見えているピークが烏帽子だろう。
小屋への戻りは花の写真を撮ったり、変わった形の岩があればそこで写真を撮ったりしながら引き返す。この稜線上にはいろいろ花が咲いており、人が近づけないような急な斜面にはコマクサの群落が見えている。
もう3時近いがこれから下りだ。Yさんもしばらく一緒に歩いていたが、「車を駐車場よりかなり下に置いているので先に下って車をもって来る」と言って先に下る。何しろ一昨年はこのコースを一時間あまりで下ったという人間離れした人だ。
下りはすぐ目の前に、立派な台形をした有明山がよく見える。
合戦小屋は相変わらず大勢の人がいるが、今から下る人はほとんどいないのだろうな。富士見ベンチも第三ベンチも誰もいない。第二ベンチで若い男が荷物を広げて何か食っており、話を聞くと蝶が岳から飛ばしてきたと言う。普通に歩けば蝶が岳山荘から燕山荘まで8時間あまり。まあ無理をすれば歩けないわけでもないのか。いっぱい荷物を広げていたので、当分追い越されることはないと思い先に出たが、第一ベンチあたりで追い抜かれる。
下りのコースは合戦小屋より下で会った人と言えばこの男だけ。他には追い越す人も追い越される人も誰もおらず。
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燕岳頂上
燕山荘から見る燕岳頂上
 
燕山荘
燕岳頂上から見る燕山荘
 
槍ヶ岳
燕岳から見る槍ヶ岳
 
裏銀座方面
燕岳から見る裏銀座方面

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