雌阿寒岳・阿寒富士

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2001.09.03

09.03 

オンネトー登山口6:17−三合目6:50−五合目7:25−八合目8:30−9:10頂上9:50−八合目10:15−10:53阿寒富士頂上11:20−八合目12:04−五合目12:46−三合目13:08−登山口13:40


9月3日(曇後晴)
朝、宿の窓を開けてみると青空。喜び勇んでオンネトーまで来ると山は完全に雲に隠れている。
車を駐車場に止め、スパッツだけを付けて出掛ける。最初のうちは背の高い樹ばかりはえており、あまり変化はないが、一合目ごとに標識が立っているので、どれくらい歩いたか分かりやすい。
六合目まで登るとハイマツとガレ場になって視界は開けるが、やはり何も見えない。黙々と八合目まで行くと阿寒富士と書いた小さな矢印があるが、一面のガスで何も見えない。
この先、少し硫化水素の臭いがするなと思いながら歩いていると、急に上空に一部青空が見えてくる。しばらく様子を見ているとガスがどんどん南のほうに飛ばされていき山が見えてくる。青空の下の山は何日ぶりか?
上のほうで噴煙を吹き上げているらしく、一箇所だけモクモクと白い煙が見える。天気が晴れて来たのでもう安心だ。ゆっくりと外輪山に登ると激しく噴煙を上げている噴気口の近くに青沼が見える。
平日なので人はほとんどおらず、前方から雌阿寒温泉コースを上がってきたらしい女性が一人近づいてくる。写真を撮って欲しいと言うのでシャッターを切り、少し立ち話をすると、ガスが晴れる少し前に早く来た夫婦連れが「今日も晴れない」と言ってあきらめて下って行ったそうだ。
さらに頂上に向かいながら、ひっきりなしにダンプカーが通る音がすると思っていたら、これは噴煙の音だった。
外は晴れているが火口は晴れたり曇ったりして、写真を撮ろうとするとなかなか晴れてくれない。
赤沼を見ようと頂上から少し温泉側に下ったところで火口が晴れるのを待つ。待った甲斐があってそのうちに火口は晴れてくるが、赤沼と言うのは名前負け。黄色く濁った汚い沼が見える。
また頂上に引き返し、付近にいた人と話をすると、昨日はやはり斜里岳に登ったそうだが、ゆっくり8時半頃から登りだすと、頂上から国後島が見えたそうだ。「クヤシイー!」
山は朝早いほうがいいというが、これは嘘だ。
今日中に埼玉まで帰るというこの人たちと別れ、八合目から阿寒富士へ向かう。この山はとても急に見えるがジグザグの道をたどって行けば比較的簡単に登れる。
頂上から雌阿寒の噴火口がよく見え、今日は風もなく日向ぼっこをしながらゆっくりする。
下りは、草花というより草の実の写真を撮りながらゆっくり帰る。
帰りにオンネトーで車を止めて山を見ると、雌阿寒と阿寒富士が並んで見えるが、どちらも頂上のほうは雲がかかっている。
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雌阿寒岳(左)と阿寒富士
オンネトーから見る雌阿寒岳(左)と阿寒富士(右)
 
阿寒湖
雌阿寒岳から見る阿寒湖
 
阿寒富士
雌阿寒岳から見る阿寒富士
 
雌阿寒岳
阿寒富士から見る雌阿寒岳

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