【関西百名山】氷ノ山(兵庫)

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2001.10.14

10.14 

東尾根登山口7:40−尾根8:00−一ノ谷水呑場8:35−神戸大学山小屋9:05−9:45山頂10:10−10:55氷ノ山越11:15−地蔵堂12:00−12:20布滝12:30−親水公園駐車場12:40−13:10東尾根登山口


10月14日(日)曇後晴
天気予報で火曜日頃まで秋晴れが続くというので、急遽氷ノ山行きを決定。
氷ノ山国際スキー場を過ぎると間もなく右手に「氷ノ山東尾根登山口」と刻んだ大きな石碑が立っている。車が数台止められる空き地があり、先客が一台止まっているその横に車を止める。
登山口から尾根に出るまでの間は、丸太を組んだ階段がずっと続く。
尾根に出ると最初のうちは鉢伏山が見えるとガイドブックに書いてあったのを思い出し、すぐ振り返るが木立に囲まれて何も見えない。見える場所はよほど最初だけなのかなあ。
かなり広い尾根上の道をたどると、木の陰で何も見えない代わりにこのあたりは天然記念物に指定されているドウダンツツジの群落らしい。初夏に来るといいのだろう。尾根の上で、このところいい天気が続いているにもかかわらず道はぬれており、落ち葉もぬれているので滑りやすい。
約1時間歩くと小屋の建てかえか増築かわからないが、工事中の小屋があり、看板を見ると神戸大学と書いてある。ちょうどこの場所が大段ヶ平に至る分岐点になっており、ここから山頂まで30分と書いてある。山頂が近づいてから杉の木が何本もあり、このあたりは湿地性植物群楽らしい。千本杉とか古千本とか書いてある。昔はもっと杉が多かったのだろう。道は板を並べて横に滑り止めの桟を打ち付けた木道になっている。
急に広い笹原が見えて展望が開けてくると、すぐ上のほうに頂上の避難小屋が見える。左手に「西日本唯一の高地性湿原」と書いてあるので行ってみるとすぐ行き止まりでロープが張ってあり、その奥に湿原が広がっている。
頂上は風が強くて寒い。三角点のすぐ脇に三角屋根の避難小屋と、少し低いところにソーラシステムのトイレを備えた新しい避難小屋が建っている。三角屋根の避難小屋の中は風を避けてラーメンを炊く人や、黙々と握り飯を食う人などで込み合っている。
眺めは、北に鉢伏山と広い高原が広がり、南になだらかな二ノ丸が見えるが、空は曇っていて全体にモヤがかかっており、あまりはっきりした景色ではない。逆方向からいくつものパーティーが上ってくる。東尾根からくる人は非常に少なく、ほとんどの人が西尾根から来るようだ。
もっと下でもいいから景色の見えるところで昼食にしようと思い、西尾根に向かって下る。こちらの道は登山道全体が高地性湿原のように非常にぬかるんでいる。かなり急なので東尾根のように板も敷いてなく非常に歩きにくい。
まだ紅葉には早いと思っていたが、思った以上にきれいだ。西日本の山にはナナカマドが少ないので真紅の紅葉はないが、ブナの落ち着いた色の紅葉でもそれなりに美しい。
やがてまた避難小屋があり、その前にはベンチが並んで何人かが弁当を食べている。僕もあいたところに座って昼食にする。ここからは頂上の避難小屋がよく見える。ここが氷ノ山越で、右手に下れば福定、左手に下れば若桜方面の分岐点になっている。
福定に向かって下るが、これから下はあまり展望がきかない。この尾根筋の両側の谷は非常に険しく、滝がいくつも連なるが遠くに一部が見えるだけであまり迫力はない。ほぼ下りきったところに布滝があり、近くまでいけるが木に隠れて全体は見えない。
布滝からはすぐ親水公園駐車場だが、ここから車を取りに東尾根登山口まで戻らねばならない。
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避難小屋
山頂避難小屋
 
鉢伏山
東尾根登山口から鉢伏山を望む
 
氷ノ山山頂
地蔵堂近くより氷ノ山山頂を仰ぐ

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