【関西百名山】玉置山(奈良)

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同行者 T.Y., M.M.
2002.03.24

03.24 

十津川村折立駐車場9:30−登山口9:55−山上駐車場11:45−12:00山頂12:40−玉置神社13:25−花折塚−下り口15:00−15:55登山口−16:20駐車場


3月24日(日)曇
桜の満開も近いのに急に寒くなる。と言ってもこれまでが暖かすぎただけかもしれない。
五条から国道168号線を走り、十津川村の折立で「玉置山」の標識を見て左手に入る。地図で見ると、この車が通れる道路とは別に尾根伝いの登山道が北側にあるはずなのでそちらに行こうと思い、居合わせた人に「登山道はどこですか?」と尋ねると「この道をずっと上がって駐車場から10分あまりで頂上だ」という返事。「そうじゃなく、歩いて登りたいのですが歩く道はありませんか?」と再度尋ねるとやはり「この道を少し行ったところに登山口の標識があり、そこから左手に歩く道がある」とのこと。
それは地図に載っている中央の道で、この道を登る予定はなかったが、別の登り口がはっきりしないので北尾根の道は下りに通ることにしてとりあえずこの道を登る。
車道を30分程度歩くと確かに「玉置山登山口」の標識があり、そこから登山道になる。折立中学の手入れで道はかなり整備されているが、ずっと杉の植林帯の中ばかりで見晴らしはなく、全く変化がない。植林帯なので小鳥の声も聞こえない。地形の関係でこの道が退屈な道になるのはどうしようもない。
標高900m地点で車道を横切り、緩い尾根伝いの広い道になって大きな駐車場に出る。この南からさらに少し歩くと鉄塔があり、そのすぐ近くに狭い頂上広場ある。この付近はシャクナゲの群生地で、5月になると見事だろうなと思う。
頂上では先客2グループが食事中だが、いずれも上まで車で来た連中のようだ。時間はちょうど12時。我々もここで食事にする。北のほうが開けているが、やや霞んでいて山の名前も分からない。
この裏手に玉置神社へ向かう急な坂道があり、玉石の社などを経て玉置神社を参詣する。こんな山奥にこれだけ立派な神社があるというのは、よほどのいわれがあるのだろう。大きな杉の木が多いと思っていたら、天然記念物に指定されている。
道路の横の岩はこれも天然記念物の溶岩で、岩から垂れる水がツララのままで残っているのだから、寒いはずだ。
下りは北尾根を歩くつもりで、花折塚まで行けば登山道が見つかるだろうと思い、北のほうに向かう。
途中に展望台があり、正面に釈迦ヶ岳、東に笠捨山と地蔵岳という案内板が立っている。
冷たい風が強く、寒くて高いところに長時間立っていられない。
車道に沿って登山道のような道があるが、奧駈道と書いてあるだけで折立に下りる道ではないようだ。そのうちに花折塚に到着する。ガイドブックの地図では折立に下る道が車道とは別にあるはずだが、どこにも見あたらない。歩道は「奧駈道 至る地蔵岳」、車道は「R-425に出る」と記されているのみで折立という言葉はどこにも書いてない。
仕方なくまた駐車場のほうへ引き返す。この間に2時間のロス。15時にやっと登りで車道に出会った900m地点にたどり着き、来たときと同じ道を引き返す。今日のルートからは玉置山の山容が一切分からず、登山道路も全く面白みのない道で、これでは関西百名山に入れる値打ちはない。また頂上近くまで植林帯になっていることも、登山の対象としてはあまりよい山ではない
どのガイドブックにも花折塚から折立間の登山道が書いてあるので、花折塚付近に分かりやすい案内板を立てるべきだ。
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十津川村折立
登山口の十津川村折立
 
神代杉
玉置神社の神代杉
 
地蔵岳
展望台から望む地蔵岳

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