【関西百名山】法師山(和歌山)

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2002.04.23

04.23 

法師山登山口9:40−10:25法師山がよく見える尾根の岩で休憩10:35−11:05法師山頂上12:00−13:10法師山登山口


4月23日(火)晴後曇
田辺から木守までが予想外に遠く、朝はかなり早く出たつもりだが登山口に着いたのは9時半を過ぎている。駐車場に他の車はない。
最初の登りが非常にきつく、木の根っこをつかんで登る。しばらくは杉の植林帯の中、急な登りが続くが、ここは杉以外に常緑樹や落葉樹も多く、明るくてウグイスの鳴き声も聞こえる。30分も歩くと暑くてたまらず、ちょうど法師山のピラミダルな形がよく見えるところに大きな岩があったので、ここで小休止。Tシャツ1枚になる。
ここまでの登りに比べるとこの後は楽な尾根道になり、標高900〜1000mあたりにはシャクナゲがあちこちに見受けられる。六甲ではもう咲き始めたようだが、ここはまだつぼみが堅い。
標高1000mを越えるとブナ林になり、新緑が美しい。
という間に少し急な坂道になって、登り着くと法師山の山頂だ。意外に簡単に頂上に着いてしまって、少し物足りない。頂上付近は色の淡いスミレがたくさん咲いている。
まだ日は照っているが天気は下り坂で雲が多く、遠くはもやっていてはっきり見えない。
東側は谷を隔てて、すぐそこに大塔山が見える。そして北のほうに見える双耳峰は野竹法師とゴンニャク山か?どちらも変な名前だが、何か謂われはあるのだろう。そのはるか遠くには果無山脈が霞んでいる。また西を向くと、今歩いてきた尾根の向こう側に、百間山と三ッ森山か半昨嶺が重なって見えている。南の方向は別に印象ある形の山は見えない。
頂上付近はちょうど新芽の季節だ。細かい葉で赤い新芽の低木が多く、この赤い色が周りをきれいに彩っている。こういうときに木の名前を知らないというのは情けない。
頂上の小さな広場を囲む木々にはいろんな山岳会、同好会の登頂記念の札が付けられている。今日は他に誰もいないが、関西百名山ということで人気はあるようだ。この広場の左右両側から、登ってきたのとは逆方向の急な谷のほうに向いて下る、しっかりした踏み跡がある。そういえば日置川の支流、安川の上流に続く道が地図に示されている。
ラーメンとパンの昼食を終えた頃にはすっかり曇っている。しかしまだ雨の降るけはいはない。下りのコースも短い、急ぐことはない。
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法師山
登山道の尾根から見る法師山
 
大塔山
法師山から見る大塔山
 
三ッ森山と半作嶺
三ッ森山と半作嶺

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