【関西百名山】生石ヶ峰(和歌山)

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2002.05.02

05.02 

旧札立峠近辺9:30−生石神社10:40−10:50山頂(笠石、火上げ石、820mピーク散策)12:40−13:30駐車地点


5月2日(木)曇後晴
天気予報で今日は全国的に晴天とのことだったが昨日はほぼ一日雨が降ったので、あまり遠出する気にはなれず、比較的近くながら行ったことのない生石ヶ峰に出かけた。しかし来る途中の車内で天気予報を聞くと、紀伊半島はあまりはっきりせず所によりにわか雨とのこと。
生石方面に入ると、予報通り山は雲がたれ込めて稜線が見えない。狭い旧道をどんどん車で上がって行くと、もう民家も全くないところでハイキングコースが車道を横断する場所がある。車を止めてリュックを担ぎ、このハイキングコースに入る。杉の植林帯で少しガスがかかり、全く人のけはいはない。顔に蜘蛛の巣がかかることもあるので、今日はまだ誰も歩いていないということだろう。
まもなくまた車道に出る。矢印にしたがって車道を右手に行くと、100mあまり歩いたところに「生石神社、頂上」の道標があり、左手に入るようになっている。これにしたがってさらに杉林の中を登る。
次いで、ほとんど車の通らないような林道に出るが、ほぼ平坦な道でどちらに行けばよいのか分からない。右手にしばらく行ったところで別荘か何か山小屋風の建物を工事しており、ここで尋ねると「この道を下っていくとアスファルト道路に出るので、それを歩いていくと頂上に上がれる」と言う。登山道はありませんかと尋ねると「この林道を引き返すと生石神社に出て、そこから歩いて頂上に上がる道がある」との返事。
林道を引き返して歩いていくと、左手の杉林のところにシャガの大群落がある。よほど生育によい条件なのだろう。
さらにまっすぐ行くと、「生石神社、頂上」と書いた道標が右手に上がるように書いてある。林道と分かれてまた杉林の中に入ると、ここは数十mおきに赤いリボンが結わえてある。ここでこれだけリボンを使うのなら、林道に出たところで少し左手に印をつけておいてくれれば迷わずにすむのにと思う。
まもなく生石神社に出る。これから先はよく手入れされた道が続き、杉林を抜けると新緑の明るい林の道になる。この林を抜けると左手にこんもりとした草原の丘が見え、これを登り切ると生石ヶ峰の頂上で三角点がある。
頂上にいるのは親子連れ4名の一家族のみ。西の方向に草原の尾根が連なり、小屋のようなものも見える。その先に鉄塔の建つピークがあり、高さはこことあまり変わらないようだ。
北は雲が懸かり、あまり高い山も見えない。南に大きな山が見えており、20万分の1の地図には白馬山というのが載っているがこれかもしれない。
尾根上の道をたどって小屋のある方に向かう。途中の尾根でラジコンのグライダーを飛ばしている人たちがいる。南からの上昇気流でよく上がるそうだが、今日は少し風が弱いとぼやいている。
まもなく弘法大師が護摩の修行をしたという笠石があり、この岩に登って頂上のほうを振り向くと山肌にツツジの赤色がアクセントを添えてきれいだ。
笠石のすぐ南に火を焚いて雨乞いをしたという火上げ石がある。笠石の下に山の家があり、すぐ脇に大きな駐車場があって10台近くの車が止まっている。
尾根を挟んで逆の方向にも大きな駐車場があり、立派な2車線道路がついている。尾根の道は820mのピークでとぎれ、鉄塔がある方は車の道が延びているが、鉄の門で閉め切られている。
尾根を引き返し、頂上でラーメンとパンの昼食。ザックを担いだ人を1人だけ見たが、他はみな車で来た軽装の人ばかり。これだけ立派な車道があると、歩いて登る人がほとんどいなくなるのも無理はない。
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シャガ
登山道で見たシャガの群落
 
頂上から西を見る
頂上から尾根伝いに西を見る
 
頂上方向
笠石から見る頂上方向
 
白馬山(シラマヤマ)
火上げ岩から南方に見る白馬山

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