５月１３日（月）晴
サービスエリアに車を止めて寝たが、明け方寒くて目が覚め、すぐ出発する。
６時頃に勝原スキー場の駐車場に着いたが、既に車が１台駐車している。この人は三重県の桑名を深夜２時頃出発して、少し前に着いたそうだ。この桑名さんと一緒に登ろうということになり、急いで朝食を済ませる。
最初はゲレンデの石ころがガラガラした急な道を登り、これを上り詰めると山道になるがこれも急な道で、おまけに非常にぬかるんでいる。周囲はブナの緑が美しいが、足元が悪いのでゆっくり見ることもできない。
約２時間登ってしゃくなげ平に着くが、シャクナゲは見られず代わりにコブシかタムシバの白い花が咲いている。
この先もいやになるような急登が続き、樹林帯が切れて残雪が見られるようになると、やっとところどころで傾斜が緩くなる。この辺りは道に沿ってカタクリが群生しており、ちょうど今が満開だ。他にショウジョウバカマとイワウチワが咲いている。イワウチワが咲いているところを見るのは初めてだが、花が大きくてイワカガミよりずっときれいだ。
頂上からは北にまだ残雪の多い白山、南に能郷白山と冠岳の鋭鋒、西に大野盆地が見える。東はすぐ手前のコブの陰になって九頭竜湖の方は見えない。
このあと何人か登ってくるが、地元の人の他に岡山さん、熊本さん、茨城さん、と全国各地から来ている。深田さんがこの山を百名山に選んだおかげだろう。
昼飯を食べる前に駐車場に下りてしまい、ここで飯にしようと思ったがダンプの砂埃がひどくてじっとしておれない。六呂師高原にでも行って飯にしよう。