岩手山 焼走りコース(岩手)

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2002.07.12

07.12 

焼走り登山口9:45−第一噴出口跡11:00−ツルハシ11:35−仮設トイレ12:35−お鉢稜線13:20−13:25最高峰薬師岳13:40−仮設トイレ14:05−ツルハシ14:35−第一噴出口跡14:55−焼走り登山口16:00


7月12日(金曜)曇後晴
朝、東北自動車道の岩手山サービスエリアから岩手山のほうを見ても雲に覆われて何も見えないが、5時半頃意を決して八幡平に向かう。
八幡平の「これより国立公園」という標識が立っている辺りに来ると濃霧で何も見えず、外に出てみると風は非常に強く雨も止みそうにない。天気予報は朝のうち曇だが後に晴れて来るというので出直すことにする。
24時間営業のゲンテルランドという日帰り温泉に行き、カッコーの声を聞きながらゆっくり露天風呂につかる。風呂から見ると下界は晴れてきて、岩手山の雲もかなり上に移動している。 急遽、今日岩手山行きに変更して焼走り溶岩流に向かう。
山は相変わらず上の方が雲に覆われているが、登山口からミズナラの林の中、緩い登りの道を行く。徐々に登りが急になり、林から抜けるところが第一噴出口跡だろう。下界がよく見え、緑の中に黒い溶岩流が広がっている。
すぐ先に噴火危険を知らす警報機があり、しばらく行くと道の両側はコマクサの大群落だ。写真を撮ろうとしたが電池切れで写せない。残念ながら今回の山行は写真無し。
かなりの間コマクサの群落が続くが、早い人はもう下りてきて「上は非常に風が強くて寒いですよ」とTシャツ一枚の僕を見て心配そうに言う。
ツルハシという地名を過ぎると両腕でよじ登るような場所も出てくる。登るにしたがってガスも上に移動し、いつまでたっても霧の中に入らない。道が平坦になってくると前方に溶岩が盛り上がった奇峰が見えてくる。仮設トイレと警報機があり、避難小屋も見える。
頂上まで0.8kmという標識が出てくると、そこからが正念場。初めのうちはハイマツを踏みながら歩くが、まもなく猛烈な風が襲ってくる。ガスも吹き上げてきて寒くなったので、ハイマツの陰で風に背を向けて上着をつけ、帽子を脱いでザックにしまう。この作業を終えて振り向くと、この間にガスはほとんど吹き飛ばされて右手眼下の立入禁止のところに緑に覆われた丸い火口湖が見える。
あえぎながら登っていくと、ひょっこり火口壁の上に出る。頂上は左手のほうで、火口の真ん中には大きな噴丘がある。火口壁をたどって頂上に着くと先着の人たちが何人かいるが、皆強風を避けて岩陰にうずくまっている。
中央の火口丘はどこからか登れるようで、ケルンが積んである。この火口壁を一周したいが、今日は風が強すぎる。またの機会にしよう。

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