剣岳登頂ならず(富山)

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同行者 T.Y., N.M.
2002.9.14〜9.15

09.14 

室堂バスセンター8:35−雷鳥沢9:20−10:45別山乗越11:10−12:00剣山荘 就寝20:30

09.15 

起床4:00 剣山荘出発6:20−7:30別山乗越7:40−8:30雷鳥沢 雷鳥荘で入浴


9月14日(土)雨降ったり止んだり
立山駅駐車場で一夜を過ごし、始発便で室堂まで来たがここも小雨。しばらく様子を見るがあまり変わらない。最初の予定では、今日は立山三山を縦走して剣沢小屋か剣山荘で一泊の予定だったが、これでは立山を縦走しても仕方がない。明日の天気に期待して、今日はまっすぐ剣山荘に行こう。
雷鳥平のキャンプ場から見ていると、浄土山や真砂岳の稜線がガスで見えたり隠れたりしている。雷鳥沢の登りは傾斜があまりきつくなく、比較的楽に登れ、予期していないときに剣御前小屋が目の前に表れる。
稜線の反対側には剣沢の小屋がすぐそこに見える。風が冷たいので岩の陰に隠れ、立ったままで昼食件休憩をとっているうちにガスが押し寄せ、全く何も見えなくなってしまう。手が凍えるので手袋をして食事を続ける。
まっすぐ剣山荘に向かう道を行くが、予想外に急な道が続く。どんどん下って、今までの登りを全部戻した頃、前方に剣山荘が見えてくる。時刻は早いがすぐ宿泊手続きをして部屋に入る。11時半には剣御前小屋のところに「予約者以外の宿泊お断り」の張り紙をしたそうだが、次々と宿泊客がやってくる。
外はガスと雨で寒く、8畳の部屋に10数人いろんな話をしたりうたた寝をしたりしながら夕食の時間を待つ。最終的に8条部屋に16人、ちょうど一畳に二人詰め込まれる。
 
9月15日(日)雨後曇一時晴
朝早く出発するつもりで4時に起きるが、期待むなしく外は雨とガス。これで出かけるとかえって危ないだけなので、朝食の弁当を食べながら様子を見るが天気は変わらない。明るくなってくるとしびれを切らして何人かは出発していく。
完全に夜は明けたが、相変わらずガスが立ちこめており雨も止まない。これでは登っても何も見えずおもしろくないし、登頂できる自信もないので引き返すことに決定。小屋を出るときにテレビが天気予報をやっていたが、富山県地方は曇時々雨。
昨日下ってきた道を登り、別山乗越に着くと雷鳥沢から吹き付ける風が強くて寒い。剣御前小屋にしばらく避難し、すぐ下りにかかる。めがねに水滴が着いて前が見にくく歩きにくいが、しばらく下ると風も弱くなり、雨もほとんど止んでくる。
雷鳥平に着くと、曇ってはいるが立山が完全に稜線を見せており、天気若干回復の兆し。この付近の温泉に入ることにして、雷鳥荘に行く。幸いまだ風呂の掃除に取りかかっておらず、500円で入浴する。
温泉に浸かって外に出てみると、かなり青空が広がり、立山、奥大日岳、別山乗越などよく見える。山崎カールの展望台に着く頃はほとんど快晴に近く、とても悔しい!
剣山荘で一緒になった人と居合わせ、お互いに悔しがる。ところがターミナル前で名水をペットボトルに詰めてターミナルに入る頃、急にガスが湧いてきて、大日岳の尾根が見えなくなってしまう。バスに乗るときには、立山の尾根も見え隠れの状態になる。
下山してから称名の滝を見に行ったが、山は厚い雲に閉ざされていた。
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雨のキャンプ場
行きの雷鳥沢キャンプ場−このテントは浸水?
 
晴れた雷鳥沢
帰りの雷鳥沢
 
立山連峰
ミクリガ池から見る立山連峰

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