１１月１９日（火）晴
「気温1.3℃積雪凍結の恐れあり」の標識が出ていたが、そんなに気温が低いとは思えない。
奥の院を朝から訪れている団体客を何組か追い越し、弘法大師御廟前の灯籠堂にまずお参りする。わずかに引き返して休息所の地点で右手の林道に出る。少し行くと一般車通行止めの標識が出ている。
すぐ右手に鎖を張った道があるが、標識は何もないので直進するとやがて下りになり、鉄格子の門が開いていてここから反対側から一般車通行止めと書いてある。どうやら来すぎたようだ。しかしここから右手に荒れた感じの林道があり、摩尼山入口という目立たない看板が出ている。この林道沿いにしばらく行くと左手に、またごく小さな字で摩尼山登山口と書かれたが板がある。ここから山道になり、一登りすると摩尼峠に出る。ここにははっきり高野三山登山道の標識がある。「高野七口女人道」の標識もあり、この女人道沿いに尾根の登りになる。
摩尼山の山頂は如意輪観音の祠があり、見晴らしはよくない。
摩尼山の山頂から少し下ったところから楊柳山が見える。
摩尼山から楊柳山の間は上り下りの少ない尾根歩きで、途中にごく最近杉を伐採したと思われる見晴らしのよい場所があり、西方に高野山の街の一部が見える。
最後にやや急な階段を登りきると楊柳山の頂上に着く。頂上付近のごく一部だけ自然林が残されており、明るい山頂だが見晴らしは全くない。
下りはすぐすぐ林の中の道になり、途中で北の方に吉野川と橋本市街が少し見える場所があるが、もっとよく見えるところで写真を撮ろうと思っていると、杉林に隠れて二度と見えない。
粉継峠から左に折れてのんびり下っていくと、やがて林道に出る。この入口には高野三山登山道の標識があるが、転軸山はどちらに行くのか何も書いてない。右に行くか左に行くか少し迷うが、右が緩い登りになっているので右手に行く。
すぐ転軸山登山口の標識があり、ほんのわずか登ると転軸山の山頂で、弥勒菩薩の祠がある。下る道は森林公園の方へ向かう道と奥の院へ向かう道があり、奥の院へ向かう。丸太の階段道はまだ木屑が散乱しており、ごく最近整備されたようだ。
少し下るだけで奥の院の灯籠堂横に出る。灯籠堂と御廟にお参りしてから駐車場に戻る。