４月２７日（日）晴
朝早く駐車場に着くが、夕べから駐車場にテントを張って過ごした先客が多い。
犬戻峡に沿った林道を犬戻ノ滝方面に歩いて行くが、この林道を歩く人は他に誰もいない。車が後から後から追い越していく。
犬戻ノ滝遊歩道を通って滝を見に行くと、そのあと林道に戻る階段が厳しい。林道に戻ってからもまだかなり歩かされ、結局１時間半以上かかってやっと林道終点に到着。車は10台以上停まっている。
比較的簡単な登りで尾根の分岐点に到着する。そこかしこにカタクリがあるが、まだ朝のため花を閉じてうなだれている。とりあえず寂地山の頂上に向かうが、ここは全く眺望が得られない。 分岐点まで引き返す頃にはカタクリの花も開いて、独特な反っくり返ったような形になってくる。
山口県で、寂地山に次いで二番目に高いという右谷山に向かって縦走する。この尾根も展望は利かないが、カタクリの他ミヤマカタバミ、エンレイソウなどもたくさん咲いている。
見のこし峠から右谷山に来ると、この頂上は人でいっぱい。どうやら寂地山より右谷山へ来る人の方が多いようだ。頂上にいる人の話によると、寂地峡を通ってみのこし峠から右谷山に登り、西側をまわって寂地峡駐車場に戻る人が多いらしい。
今日は日曜日ということもあって、どんどん人が登ってくる。道が狭くてすれ違いもままならないので下りに時間がかかる。
見のこし峠から少し下ると沢沿いの道になり、その沢は水嵩をまして渓谷になってくるが、その渓谷に沿って下る。やがて岩のトンネルをくぐると遊歩道の分かれ道になっており、滝が見られるＢコースを下る。 竜頭の滝から竜尾の滝まで五つの滝が続き、これを合わせて日本の滝百選の「五竜の滝」というそうだ。