08.01 | 枝折峠登山口4:40−5:20明神峠5:25−6:25道行山−7:20小倉山−8:20百草の池8:35−9:50駒ノ小屋−10:15頂上10:50−11:15駒ノ小屋−11:50百草の池−12:30小倉山−13:10道行山−14:20明神峠−14:55枝折峠 |
8月1日(金)晴後曇 朝は風が強くて寒く、雲海で下界は見えない。登山口は枝折峠の車道から階段になっているが、階段の下部が崩れているので最初は岩にしがみついて登らねばならない。少し登ると緩い稜線歩きになり、間もなく正面に残雪が朝日に赤く染まった駒ヶ岳の姿が見える。この頃には風もおさまり暑くなってくる。 ずっと尾根歩きが続くので、木が茂っていないところは見晴らしがよく、いつも前方に駒ヶ岳が見えている。明神峠を過ぎて、次の道行山の標識が立っているところは頂上ではなく、南に行くと道行山の頂上を経て銀山平に至るようである。 ぬかるみの道と格闘し、小倉山の登りになる。小倉山では北から来る駒ノ湯の道と合流する。ガイドブックでは休憩するのにちょうどいいと書いてあるが、腰を下ろすのに適当な草むらや小石がなく、あまり立ち止まる気がしない。次の百草の池も、池の周囲は立入禁止で見晴らしが悪く、休憩にはあまり適していない。 次第に急坂になると同時に岩場になり、一部鉄の鎖もついているが鎖に頼るほどでもない。間もなく小屋が近いらしく頭上のピークにアンテナらしきものが見える。 小屋の前には雪解け水が導かれて、ビールの空き缶を利用したコップが用意されており、これで元気をつける。頂上に向かう右手は大きな雪渓で、左手の草原には点々とニッコウキスゲ、登山道にはハクサンコザクラが咲いている。 駒ヶ岳から中ノ岳に続く稜線から右手に数分行くと駒ヶ岳の山頂に着く。まず目に付くのがおびただしいアキアカネの群。谷を隔てた正面には鋭い鋸歯の八海山が見える。先客が八海山をスケッチしているが、雲の湧くのが早く、見る見る稜線がはっきりしなくなる。南に見える中ノ岳と兎岳、東に見える荒沢岳も登高意欲をそそる。 下りは小倉山から先が非常に長く感じられ、平ヶ岳以上に疲れを感じて枝折峠に帰り着いた。 |
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