４月２６日（月）晴
目を覚ますと６時近い。すぐ自炊道具を持って外へ出ると大阪の団体は既に出発用意を調え終わり、リーダーから注意事項の説明を受けている。
我々はゆっくりと７時に出発。約１時間歩くと平等グラを過ぎてニコニコ滝が見える。ニコニコという言葉がなぜついているのか知らないが、高度差、水量とも十分あってなかなか迫力のある滝だ。この先の猪ヶ淵は、何ともいえないきれいな水の色だが、写真にこの色を出すのは難しいだろうな。
さらに少し行くと千尋滝が見えてくる。この滝は、まるで山の上から水が噴き出してくるようなおもしろい滝だ。滝の周囲は新緑の山肌で、とても美しい。
この先はもう滝はないが、新緑と水の色が美しい。登山口近くの大日グラ付近は岩盤をコの字型に削って登山路が作られ、鉄製の鎖も設置されているが道幅が広いのであまりスリルは感じなくて済む。足元には澄んだ深い青緑色の水が続き、何枚も写真を撮る。
大杉谷を下るのは３回目だが、年々道路も吊橋も立派になっていく。昔のような岩壁の鉄梯子や揺れる吊橋が懐かしいが、これも時代の変化だろう。 第一乗船場の駐車場でラーメンの昼食を摂り、R166経由で再び大台ヶ原駐車場に戻る。
Tさんのキャンピングカーで夜を過ごそうと思っていると、天気予報で非常に天気が荒れるようなことを言っている。万が一崖崩れ等で封鎖されては大変なので、急いでR169にある道の駅「杉の湯」まで下り、ここで夜を過ごす。山を下るときも前の車が急にブレーキを踏むと思ったら子鹿が出てきて道端をとことこ歩いている。道に寝そべっていて、もう少しで轢きそうになったそうだ。