５月１２日（水）晴
バス回転場所が駐車場になっているので車を停め登山の準備をしていると、村の人がもっと上の鳥居のところに停められることを教えてくれるが、下りは滝コースでこの少し下に降りてくるのでここを駐車場所にする。
車道を少し歩いていくと左手に大鳥居があって車が１台停まっている。この少し上から歩道と車道に分かれ、歩道のほうを歩く。蔵王堂というお堂を過ぎ、駐車場から１時間程度で屋根とベンチのある休憩所がある。車もここまでこられるようだ。山道をさらに１５分歩いて笠形神社に着く。カメラに入りきらないぐらいの大きな本堂を過ぎると左手に天然記念物指定の大杉があり、近くに姫路城心柱をこの付近から切り出したという標識が立っている。１５分登るとベンチのある尾根に出て、南側の展望が開ける。
まもなく丸太の階段を登りきると小さなピークで、笠の丸展望所がある。展望図に塩飽諸島が載っているところを見ると瀬戸内海が見えるらしいが、今日は残念ながらもやっているため海は見えない。前方に四阿を頭に載せた笠形山頂上が見えており、そこまで３０分と書いてある。
カメラだけ持って頂上に向かう途中で上から夫婦連れが降りてくる。頂上には他に誰もいない。頂上は360度開けているが、知っている山はどこにもない。
笠の丸に戻って昼食を摂っていると男性２名と女性２名が登ってくる。すぐ手前で鹿を見つけたそうだ。彼らを見送って仙人滝コースへ向かう。アセビの多い鹿ヶ原を抜けるとほうらい岩と仙人滝の分岐点。蓬莱岩から先に道はないので引き返して仙人滝へ向かう。かなりの距離、杉林を歩いて仙人滝へ着く。一昨日の雨のことを思うと水量が少ないが、なかなかいい滝だ。
ここからの下りはテープもまばらで道は沢の右岸か左岸かはっきりしない。林道らしきところに出るとクリンソウが１本だけ咲いている。この先は昔林道だったらしいが完全に水に破壊されて水の流れる場所に取って代わられ、大きな岩もごろごろしている。ここを３０分下ってやっと本当の林道に出る。２０分ばかりのんびり下ると駐車場に出る。
明日はまた雨の予報。同じ近畿圏ではほとんど同じだろうが、回復が少しでも早いようになるべく西に行ったほうがよさそうだ。明後日は岡山県との県境の山へ行こう。