５月１４日（金）晴
高度を上げて駐車場に入るとすぐ係りの人がやってくる。駐車料３００円かと思うと、入場料が３００円だそうだ。二人で６００円を支払い、この価格は不満だが駐車場からの眺めがいい。正面に駒ノ尾山、船木山、後山と続く大きな山塊が見える。西に遠く大きな山が那岐山だそうだ。
車を運転するときの簡単なズック靴から登山靴に履き替えようとすると、「そのままで十分行けますよ」と言われる。石の階段を登って大きな鐘のある門をくぐる。この門の中に入れるようになっていて、中は結婚式の写真ばかりが並んでいる。階段を上がって屋上に出ると大きな鐘がぶら下がっている。鐘の振り子にロープが下がっているので、Ｓさんはこれを持って振り子を大きく揺らし、鐘を鳴らそうとするがどうしても鐘に当たらない。鐘も歯車が着いていて、前後に傾くようになっている。鐘を傾けて振り子を揺らさないと鳴らないのだろう。
この後は杉林の中の緩い登り坂、頂上が近づくと杉林はなくなって明るい坂道になり、頂上に着く。頂上付近はカラマツが何本か生えている。頂上から北は後山だが、その少し右手、方向でいえば北北東に高い山が見える。地図で見ると三室山と氷ノ山が重なっている。はっきり見えるのは三室山で、その山裾の向こうにかすかに見えるのが氷ノ山だろう。
東は千種から登路があり、千種町の東側の山が見えているが名前は分からない。
登りも下りも３０分のお手軽登山で、今回はこれで家に帰ろう。