霧島縦走−1(鹿児島、宮崎)

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2004.05.25

05.25

韓国岳登山口5:05−6:30韓国岳6:50−8:40獅子戸岳8:50−9:50新燃岳山頂10:25−中岳10:55−11:45高千穂河原12:00−13:05御鉢−13:55高千穂峰14:05−15:15高千穂河原


5月25日(火)晴
道の駅「霧島」で朝4時頃寒くて目が覚め、すぐ韓国岳登山口に向かう。最近行ったTさんから「高千穂河原発15時台のバスがあるので、12時までに高千穂河原に降りてくれば高千穂峰に行く時間がある」と聞いていたので早めの出発が必要だ。
車内で朝食を摂った後、先ほど姿が見えていた先行者の後を追う。登山口付近は硫黄岳の自然観察路と一緒になっており、この観察路と分かれてから本当の山道になる。三合目で背丈を越すような樹林がなくなり、えびの高原が眼下で白鳥山や白鳥池が見える。
さらに登っていくと右手に大浪池が見えはじめてこれにばかり気が取られるが、左側は非常に深い火口になっている。頂上付近は溶岩の塊で、西の方向に獅子戸岳、新燃岳、その向こうに高千穂峰が大きく見える。北の方向に高いピークがうっすらと二つ見えているが、どこの山か分からない。
獅子戸岳に向かう韓国岳の下りで、正規なルートと思って草や樹のない土の斜面を下りはじめたが、非常に滑りやすい。足場もつかまる草木もなく、ところどころに滑って転倒した跡があるだけであまり人が通った形跡がない。少し下った後で、もっと歩きやすい正規のルートがあるはずだと思って引き返す。やはり正しいルートはあまり滑らない草や木の根の上を歩くコースになっている。
韓国岳と獅子戸岳の鞍部はミヤマキリシマが多いが、花の付きが少し悪い。対向してきた人が「今年はもう終わっているなあ」と言っていたが、夜のテレビでは「今は三部咲きで来月始めにかけて見頃をむかえる」と言っていた。
新燃岳の火口には毒々しい黄緑色の池があり、少し不気味だ。火口の縁をたどっていくとすぐその先に中岳がある。中岳はミヤマキリシマの他にハルリンドウが多い。ハルリンドウは濃い紫から純白に近いものまでいろんな色がある。中岳は高千穂河原から登ってくる人が多いが、なかなか急な坂道だ。
かなり下ると自然歩道になっていて、石畳で舗装されている。山歩きの時に石畳ほど歩きにくいものはないが、役人には分かっていないだろう。
高千穂河原に11時45分着。えびの高原に戻るバスは15時50分なので高千穂峰を往復してくる時間はありそうだ。今年は噴火の危険で登山禁止と言う記事を見て諦めていたが、解除されたのならぜひ登っておきたい。

高千穂峰へ

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大浪池
韓国岳頂上から見る大浪池
 
爆裂火口
韓国岳の爆裂火口
獅子戸岳、新燃岳、高千穂峰
今日歩く行程を韓国岳から見る。手前より獅子戸岳、新燃岳、高千穂峰
 
中岳
獅子戸岳から見る中岳
 
ハルリンドウ
中岳に多いハルリンドウ

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