6月14日(月)晴
珍しくさわやかな梅雨の晴れ間が数日続くというので、台高山脈の明神平にテントを張り、
明神岳、桧塚、薊岳に登る予定で出発した。
家は朝の6時半に出たが、茨木のS氏宅に寄って大又の林道終点についたときは12時になる。テント本体はS氏が背負い、僕はポールとペグを持って歩きはじめる。台風で道路の痛みが激しかったのか、かなり大がかりな道路工事をやっている。工事現場を過ぎるとすぐ沢に下りるようになり、そこでパンだけの簡単な昼食にする。
旧のあしび山荘か、痛んだ廃屋を過ぎると淡々とした道になり、明神谷という表示の先を回り込むと右手に明神滝が見える。この後はジグザグの登りであまり急な坂道でないのが助かる。上から5組のパーティーが下りてきて、今日の登山者はこれで全部のようだ。最後にすれ違った人が、明神平でキャンプするときの水場について天理大学の小屋の横を通って5分も行けばかなり勢いよく水が流れている、と教えてくれる。
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明神の滝 |
明神平 |
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明神平は所々にバイケイソウの群落があるなだらかな草地で水無山と明神岳に囲まれ、薊岳が形よく見えるとても気持ちのいい場所だ。水無山を後にして、草原のほぼ中央に新しくなったあしび山荘が建ち、登山道に近いところには休憩用の四阿が建っている。
荷物をこの四阿(東屋)に置いて一休み後、近くにテントを設営する。
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ここにテント張ろう |
テント設置 |
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次いで水場の確認だ。
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天理大小屋の近く |
天理大小屋付近から見る明神平 |
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その後まだ時間が早いので、明日は行く予定のない水無山に登ってみる。水無山の頂上は木が茂っていて見晴らしはない。木の間がくれに国見山が見えるが、さらに40分かかると書いてあるのでここから引き返す。
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明神平のここが出発点 |
水無山 |
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夕方になると寒くてヤッケを着込むが、その頃になると鹿が出てきて、カップルか親子か知らないが人間を見ても驚かないし、声を出しても平気な顔をしている。時々何かに驚いては「キー!」というような警戒音を発して走り去るが、すぐまた別の鹿が現れる。
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午後4時ごろになるとあちこちから 鹿が出てくる |
鹿 |
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山で見る星はきれいだから見ようといいながら、明るいうちに寝てしまう。