樽前山(北海道)

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2004.07.04
同行者 K.S

07.04 七合目登山口5:15−6:20東山6:30−7:00風不死岳分岐点−7:40西山8:20−8:40樽前神社奥宮−9:45登山口

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7月4日(日)晴
朝早く支笏湖のキャンプ場から樽前山を見ると、皿の真ん中にハンバーグを載せたような奇妙な姿が赤く染まっている。急いで朝食を済ませて七合目登山口に向かう。
駐車場に他の車はまだ1台も停まっていない。今日は一番乗りのようだ。ミヤマハンノキの樹林をくぐり少し上がると支笏湖が見えてくる。
すぐ樹林が切れて階段もなくなると、火山特有の歩きにくいガレ場の登り道になる。あちこちにイワブクロが紫色の花を付けており、樽前山に多いのでタルマイソウと呼ばれるそうだが、この花は外輪山一周する間も絶えず近くに見ることができる。
支笏湖キャンプ場より赤く染まる
樽前山を見る
イワブクロ
 
やがて外輪山に達し、正面に大きな溶岩ドームが見える。右手の東山が近いのでまずそちらに向かう。東山の頂上から東の方向に雲とモヤの上から日高連峰が頭を見せている。
樽前山(東山)頂上 樽前山頂上から見る支笏湖 樽前山頂上から見る日高連峰
 
その南には太平洋が広がる。北側は支笏湖と風不死岳、西側はカルデラになっていて溶岩ドームとその左手に緩やかな感じの西山が見えている。溶岩ドームを左手に見て、反時計回りで西山に向かう。風不死岳分岐点までかなり急な坂道を下る。分岐点を過ぎると西山まで緩やかな登りが続く。この道はイワブクロの他にマルバシモツケとイソツツジが多い。イソツツジはもう時期が遅いが、まだ少し花を残している株もある。
支笏湖と風不死岳 エゾイソツツジ
 
西山からは羊蹄山とニセコアンヌプリがきれいな姿を見せ、支笏湖の方角は湖の手前の風不死岳と対岸の恵庭岳が鋭い姿を見せている。また溶岩ドームから盛んに噴煙が上がっている様子もよく分かる。
支笏湖と風不死岳 噴煙を上げる溶岩ドーム
 
西山からドーム南側の外輪山伝いに東山方面に引き返す。南側のほうが道幅も広くゆるやかで、ドーム北側の道よりだいぶ歩きやすい。東山から西山に向かう人がポツポツとすれ違う。盛んな噴煙が左手に見えるところに樽前山神社奧宮が祀ってある。
南側の通路 樽前山神社奥宮
 
外輪山から駐車場に下る道は、続々と家族連れが登ってくる。今日は日曜日だ。朝はこの車1台だけだった駐車場が完全に埋まり、その下の林道もずっと駐車の列が続いている。

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