トムラウシ(北海道)

map

2004.07 .13〜07.14
同行者 K.S

07.13 トムラウシ温泉短縮登山口4:15−7:35コマドリ沢−9:00前トム平−10:55南沼キャンプ場11:40−12:10頂上
07.14 南沼キャンプ場7:35−9:20前トム平9:30−10:15コマドリ沢10:35−13:30駐車場

(写真をクリックすると拡大されます)
7月13日(火)曇
トムラウシ温泉の短縮登山口を4時過ぎに出発。ぬかるみで道が悪い。東大雪荘からの登山道と合流すると徐々に登りになり、ますますぬかるみがひどくなる。
我々は山上1泊の予定でテントを持っているのでゆっくり歩くが、他は皆日帰りの人たちばかりだ。日帰り登山の人がこれほど多いとは思っていなかった。
樹林がごくわずかになり明るくなってくる頃に着いたのがカムイ天井だが、相変わらず展望もなく名前負けしている。この先は旧道が立入禁止で、笹が切り払われて新道が開かれている。地面から10〜50cmの笹が残っていてとても歩きにくい。上空は晴れて時々前方に十勝連峰と、振り返ると名前の分からない山々が雲ノ上から顔を出しているのが見えるが、大半は笹で視界は妨げられている。
笹の歩きにくい道が終わるとコマドリ沢までぬかるみの急坂を下る。この後長い雪渓を登り、がれき地帯を登っていくとコマクサが点々と顔を見せる広い前トム平に出る。前方はガスであまりよく見えない。さらに上り下りを繰り返すと眼下に池塘が見えてくる。トムラウシ公園だろうが、大半がガスに覆われてあまりよい写真になりそうもない。
今は晴れているが ガスのトムラウシ公園
 
下ってくる人に「キャンプ場まであと30分ぐらい」と言われてから1時間ほど歩いてやっとキャンプ場への分岐にたどり着く。
とりあえずテントを設営して一休み後頂上に向かうがガスで何も見えない。午後3時頃に青空が広がってきたので再度頂上まで行くが、上に着く頃にはまたガスに覆われて何も見えない。その後も何度かきれいに晴れ上がり、これはと期待するとそのうちにまたガスが押し寄せてくる。
ガスのトムラウシ山頂 キャンプ場
 
7月14日(水)晴
午前3時半頃「今から頂上に行って来る。外は晴れている」とSさんに起こされ、渋々防寒着を付けて首にタオルを巻いて外に出てみるとまさに快晴。眠気は吹っ飛んで頂上に向かう。途中で日の出が始まったらしくオプタテシケの頂上に日が当たって明るくなってくる。頂上に着くと360度の視界で下界は雲海に包まれて山々だけが姿を見せる。
ここへ来るのが5度目という大阪の人と一緒になり、地図を見てもなかなかどれがどれか分からない山々の名前を教えてもらう。旭岳−白雲岳、ニペソツ−ウペペサンケ、オプタテシケ−十勝岳などを始め、あまりいろいろあって覚えきれない。昨日日帰りで下ってしまった人たちが気の毒だ。
オプタテシケ 旭岳
 
遙か南の方向には今回行くことが出来なかった日高連峰がうっすらと見えている。その最高峰が幌尻岳なのだがこの距離から指摘するのは無理だ。
日高連峰 ウペペサンケ
 
まんぞくしてキャンプ場に下り、日が当たるのを待って夜露に濡れたテントとを乾かしてから下りにかかる。
お花畑のキャンプ場 エゾヒメクワガタ
 
トムラウシ公園もあまり何もかも見えすぎるとおもしろみがなく、かえって写真向きでなくなる。
前トム平に向かう途中でシマリスが横の斜面に出現し、いろんなポーズをとってくれる。
シマリス 前トム平からトムラウシ山頂を見る
 
下山して望岳展望台から見ると、トムラウシはまた厚い雲に覆われていた。

年代順  ホームへ  
inserted by FC2 system