黒岳−旭岳(北海道)

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2004.07 .16
同行者 K.S

07.16 黒岳ロープウェイ始発6:00〜黒岳リフト七合目6:30−7:55黒岳8:15−9:35御鉢平展望台−10:35中岳−11:25間宮岳11:40−12:40旭岳12:55−13:55姿見ノ池14:10−15:45旭岳登山口

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7月16日(金)晴
本来は旭岳ロープウェイを使って朝日岳に登り、黒岳まで歩くつもりだったが、旭岳ロープウェイがほぼ1ヶ月間運休するというハプニングで、黒岳から旭岳を経て旭岳温泉方面へ下るルートに変更する。
層雲峡の国設キャンプ場にテントを張ったままで出発。上空はガスが重苦しくたれ込めている。
ロープウェイの終点五合目も濃いガスの中、リフトを乗り継いで七合目に着いたときも薄いガスの中だったが歩きはじめると上空が晴れてくる。
黒岳までは階段状で急な坂道だが、大きな花のエゾキンバイが疲れを癒してくれる。
黒岳頂上に出るとよく晴れわたり、目の前に大雪山の山々が姿を見せてすばらしい眺めだ。左端に小さな双耳峰のような白雲岳、次いで左に裾を長く引く北海岳、雪渓が多くなだらかな間宮岳、小さな中岳をはさんで右に大きくそびえる北鎮岳。もっと長くこの光景を眺めていたいが、今日のコースはまだ始まったばかり。20分ほどの休憩で歩きはじめる。
黒岳から北海岳と間宮岳を見る 黒岳から間宮岳、北鎮岳、凌雲岳
 
黒岳石室から旭岳に行くには北海岳を通る南コースと中岳を通る北コースがある。時間は北海岳を通るコースのほうがわずかながら短いらしいが、今回は中岳を通るコースをとる。
縦走路は思ったより上り下りがあるが至る所がお花畑になっており、歩いていても気持ちがいい。
今日は至る所お花畑 エゾツガザクラ 背景は北海岳
 
しかし御鉢展望台から見ると御鉢の中は植物など全く生えておらず、今でも有毒ガスが出ているため立入禁止になっている。
この付近から振り返ると頭にコブを載せた異様な姿の黒岳が見える。
今日は旭岳を歩いて下らねばならないので北鎮岳に立ち寄るのを省略してそのまま中岳に向かう。この頃から時々ガスが湧いてきて晴れたり曇ったりする。
御鉢展望台 御鉢以外はどこもお花畑
 
間宮岳頂上で黒岳を起点に御鉢を周回するツアーの女性達からおにぎりを分けてもらって旭岳に向かう。
これまでの女性的な山容が急に荒々しくなり、道も砂礫で滑りやすくなる。鞍部の雪渓を登りきると旭岳頂上まで非常に滑りやすい山肌を直登する。草一本生えておらず岩も地表に出ていないので全く手がかりはなく、登りだからまだましだったが下りは大変だろうと思う。 下ってくる途中で途方に暮れ、しゃがみ込んでいる若い男を見たが、どうしてやることもできない。
何もない旭岳の頂上から東側は今歩いてきた方面がよく見えるが、西側はガスで全く見えない。大雪山の山々もここで見納めになるのでもっとゆっくりしたいところだが、下りのことを考えるとあまりゆっくりもしていられない。
非常に滑りやすい大雪山の登り 大雪山頂上
 
下りはじめるとガスが晴れて姿見の池もロープウェイの駅もはっきり見えてくる。姿見は緑に覆われているが、そこまでの下りは一木一草もない道が続き右手には噴煙が数カ所から上がっている。
姿見まで下るとチングルマが満開のお花畑になっている。
姿見から仰ぐ旭岳 姿見の池
 
姿見から樹林で眺望もなく変化に乏しい道を1時間半かけて登山口まで下る。明日はバスを乗り継いでテントと車を回収しに層雲峡へ戻らねばならない。

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