9月4日(土)晴後曇
これまでに「焼け走りコース」と「馬返しコース」を歩いており、今回新たに頂上の西側も全面解禁になったので、変化に富む網張温泉コースを選んだ。
夏山リフトの始発が7時なので、それに合わせてテントを畳み朝食を終えてリフト乗り場に並ぶ。今日は土曜日なので人が多い。
大倉山、姥倉山を過ぎ、次の黒倉山は「地盤変動のため立入禁止」の看板が出ていて右に巻くので楽だ。「切通し分岐」から鬼ヶ城の岩稜へ進む。このコースは非常に見晴らしがよく楽しいコースだ。振り向くと黒倉山の頂上から白い蒸気が上がっているのが見える。
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白い蒸気を上げる黒倉山 |
眺めもいいしここで一服 |
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裏岩手の山々から八幡平の山々が西から北にのびている。前方は鬼ヶ城の岩峰の左手に秀麗な岩手山が見え、左手眼下には林に囲まれた沼と、帰りに歩く予定の平坦な道が見えている。
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左手は岩手山 |
帰りに歩く平坦な道が見える |
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約2時間かけて鬼ヶ城を乗り越えると不動平の避難小屋に下る。小屋前の広場で食事を済ませ、荷物を置いて御鉢に上がる。
右手に大きな噴丘を見ながら頂上目指して時計回りに外輪山を歩く。今日は風もなく歩きやすい。今回初めて外輪山一周コースを歩くが、途中から外輪山の中に入って岩手山神社に立ち寄る。
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御鉢を時計回りに歩く |
岩手山神社 |
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下りは鬼ヶ城を通らずにお花畑のある湿原を目指す。樹林帯の中の急な下りが続く。1時間足らず下ると木道が現れ、湿原の「お花畑」だ。6月頃だといろんな花が咲いてきれいなのだろう。今はほとんどリンドウばかり。一方南面を見上げると今朝通った鬼ヶ城の岩壁が荒々しくそびえている。
この湿原を過ぎて切通し分岐までは30分あまりだが、とても長く感じる。姥山では岩手山も完全にガスに覆われ八幡平も全く見えなくなる。
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湿原のお花畑 |
お花畑から鬼ヶ城を見る |
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