9月5日(日)曇
昨夜は岩手山を下山後、5時頃になってから走り出したのでとても栗駒の近くまで行けない。道路地図に載っている志賀久のキャンプ場に行ったところ閉鎖されている。志賀久では風呂だけ入り、山内村の道の駅「さんない」の裏手にテントを張る。
朝はいつもどおり5時台に行動を開始し、須川温泉には8時前に到着。駐車場に車を置いて歩きはじめるが今日はなぜか体が非常に重い。一面の曇空で山頂が見えず天候も重苦しい。
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栗駒山 |
地獄谷 |
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硫黄臭い地獄谷を過ぎ、美しいというかやや不気味な明るいブルーの昭和湖を過ぎると丈の低い樹林帯の登りになる。後20日もすればこのあたりは紅葉ですばらしい眺めが見られるのだろう。
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昭和湖 |
奇岩のある尾根 |
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やがて天狗岩など奇岩のある幅広い尾根を過ぎると栗駒山頂に着く。日曜なので比較的若い登山客も多い。
下りは産沼を通る道をとる。傾斜の緩い灌木林で紅葉の頃にもう一度来たいものだ。一緒になった地元の人の話によると、10月では遅く、9月の彼岸の頃が一番きれいだそうだ。
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栗駒山頂上 |
木道が敷かれている苔花台 |
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僕の歩き方が遅いので、同行のFさんはさっさと先に下ってしまう。下りきったところはモウモウと湯気の立つ須川温泉で、朱塗りの欄干に鳥居があり何やら神社が祀ってある。さらにその先では大勢の人が足湯を楽しんでいる。
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湯気の立つ須川温泉 |
足湯を楽しんでいる |
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下山後次の目的地である蔵王に行く途中でラジオの天気予報が「東北から北陸にかけて秋雨前線が居座り今夜は雨、さらに台風18号が南九州付近を北上中」と言ったので、Fさんは急遽予定を1日早めて帰ることにする。白石市内のコンビニでテントや着替えなどを宅急便で送る手続きをし、白石駅まで送る。彼は宇都宮在住なので、新幹線を使えばすぐ帰れるらしい。今日から一人で道の駅車中泊になる。