大滝根山(福島)

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2004.09 .09
同行者 T.H
09.09 大越登山口10:10−権現分岐(賽の河原)10:35−11:15御沢子育地蔵11:25−12:05山頂神社−自衛隊基地一周−神社13:00−日山権現・馬ノ背経由−13:45賽の河原13:55−14:10大越登山口

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9月9日(木)晴
小名浜の友人、H氏宅に泊めていただき、Hさんの車で大滝根山に向かう。
大滝根山と言えば石灰岩カルスト台地であぶくま鍾乳洞が思い浮かぶが、この山は阿武隈山脈の最高峰でもある。
大滝根山 石灰カルスト台地
 
始めの計画では「鬼穴」付近から登って鬼五郎渓谷沿いに下り、あぶくま高原ホテル前を通って「鬼穴」まで戻る回遊コースを考えていたが、「鬼穴」の標識が分からず廃業したホテル前まで来てしまった。車道はここまでしかないので車を置いて歩きはじめる。
この登山口にうどん屋があって、元気な子犬がいたのでシロ、シロと呼んでいるうちに最後まで我々についてくる。最初のうちだけ道は広いが、たびたび沢を渡るうちにすぐ細い道になって少々分かりにくいところもある。柳沢子育て地蔵を過ぎるとロープや鎖の急登となり、木が茂っているので見晴らしは全くない。
柳沢子育て地蔵 次第に歩きにくくなってくる
 
登り坂が緩くなってくるとやっと頂上に近づき、神社の前に出る。すぐ脇には自衛隊の大きなレーダードームがあり、金網が張りめぐらせてある。少し広い場所で眺望のよいところはないかと金網沿いに基地をほぼ一周するが眺望のよい場所はない。基地の入口が少し広いのでそこに座って弁当を食べはじめると、監視カメラがあるらしく「ここは自衛隊の基地なので別の場所に移動するように」というスピーカーの音が流れる。どこに移動したらよいのか尋ねても返答がないのでそのままそこにいると、やがて別の場所にある鉄塔の立つ基地らしいところから若い隊員がジープでやって来て、道路脇の階段を登ると神社横の空き地があるので、そこに移動するようにと言う。
ガイドブックには「三角点は基地内にあるため、三角点を踏むには自衛隊の許可が必要」と書いてあるので、どうやれば許可が得られるのか尋ねるが、一向に要領を得ない。またこの基地と今隊員がやって来た基地とどう違うか尋ねると「それは秘密です」という返事。
レーダードームのある自衛隊基地 鉄塔が立つ別の基地
 
あほらしくなって相手になるのを止め、神社横の空き地に移動する。この空き地はなぜだかセンブリが多い。神社の正式名は「大嶽根山峯霊神社」といい、坂上田村麻呂が創建したと記されている。
「大嶽根山峯霊神社」 センブリ
 
帰りは地図で馬ノ背と書かれている尾根経由で下る。尾根から賽の河原に下るところが登りの最後のほうに似た急坂で、シロも下るのに難儀している。賽の河原から登山口はすぐで、子犬もどこかに行ってしまう。
帰り道は「鬼穴」の標識がよく見える。標識が西向きに立っているので東から来るときは見えないようになっている。

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