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５月４日（水）晴
下津池林道を終点まで走ると車が数台駐車している。車を停めたすぐ後ろの登山口から歩き始める。ヒノキの多い急勾配の樹林帯を登り、かなり登ったはずだが横の谷も上がってきているのであまり登った実感がない。やがて平坦地に出て丸山荘に向かう道と西山越えの道とが分岐している。標識はないが、ここが「宿」らしい。

ヒノキ林	「宿」から丸山荘への登り

丸山荘に向かう道はよく踏まれており、ブナの老木が残る林に緩い階段が付けられ歩きやすい。間もなく丸山荘の前に出るが、満開のアケボノツツジを背に小屋の前でビールを飲んでいる人がこの山荘のご主人だ。やがて奥さんも出てこられ、明日は伊予富士に行きたいという話しをすると「ぜひ今日中に行ってきなさい。いい道ができており、その道から行けばすぐだから」と言われる。

丸山荘の御主人夫婦	丸山荘から笹ヶ峰はすぐそこに見える

丸山荘を後にすると丸い篠の山の登りになる。楽な登りに見えるが意外に時間がかかる。そのうち寒風山への縦走路と合流し、やっと頂上に着く。山上は細長い台地のようになっており、頂上は南西の隅にある。寒風山の向こうにぎざぎざの伊予富士、その右手のほうに石鎚山が見える。

伊予富士と石鎚山	西に見える尾根

しかし逆方向の東赤石山はすぐ近くの支峰である「ちち山」が邪魔になって見えないので、東北の隅まで歩いてみる。ここまで来ると西赤石山から東赤石山まで、赤石山系がすべて見える。

赤石連峰	頂上台地東北端から頂上を見る

午後１時には下山したが、その後の車の運転が眠くなり、「木の香温泉」までいくのがやっとのこと。伊予富士に向かう山道を運転する気力はとても残っていない。