5月8日(日)晴一時曇
滑床渓谷の入口、万年橋のたもとが登山口になっている。最初のうちは赤土混じりの滑りやすそうな急坂が続く。30分ほど歩いて林道を斜めに横切り登っていく。いつのまにか地面は腐葉土混じりの黒い土に変わっている。
林道から1時間以上かけて御祝山の頂上に着くが、木が茂っていてまったく展望はない。休憩場所もなく、休憩する気にもならない場所でそのまま通過する。
この先からシャクナゲが非常に目に付くようになる。
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御祝山の頂上 |
シャクナゲ |
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このシャクナゲの林で地元のご夫婦と一緒になり、三本杭を目指すが、シャクナゲは6、7年に一度このように大咲きして、翌年はほとんど咲かないらしい。同じ品種のシャクナゲらしいが、真白に近いものから濃いピンクまでさまざまだ。大峰山の大普賢岳でもシャクナゲが見事で感心したが、これほどのシャクナゲは始めて見る。
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白いシャクナゲ |
赤いシャクナゲ |
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シャクナゲの林が終わってしばらく行くと平坦地に出て、ここから三本杭を往復する。逆コースで来た人や林道を車で上のほうまで来た人で大賑わいだ。三本杭の頂上部は草もほとんど生えていない裸地だが、笹の根のようなものが散乱しているので、たぶん笹に覆われていたのが急に枯れたのだろう。肝心の鬼ヶ城連峰は急にガスがかかって全く見えず、南に見えるはずの篠山も見ることができず残念。
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頂上基部 |
三本杭の頂上 |
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尾根を熊のコルまで歩き、滑床渓谷まで下るが、この下りも長いし下ってから渓谷沿いの道が非常に長い。滑床渓谷の名の通り滑滝がいたるところにあり、奥千畳から千畳敷、万年橋の間で名のついた滝は月輪の滝だけだったがミツバツツジも所々で咲いており、この渓谷だけを楽しむのもいいだろう。
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名もなき滝 |
月輪の滝 |
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