千本山(高知)

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2005.05.10

05.10 西川登山口7:55−9:00展望台9:10−10:05頂上10:45−11:40展望台−12:45西川登山口

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5月10日(火)晴
魚梁瀬から川に沿ってさかのぼり舗装が切れてしばらく走ると千本山登山口がある。途中の道路には「千本山」の標識がいくつもあり、迷うことはない。登山口も立派な標柱が立っている。しっかりした木製の吊橋を渡ると橋の大杉がある。この大杉は日本百選に入るほどの大木だが、あまりに暗くてシャッターブレを起こしてしまったので写真はオミット。
登山口 吊橋
 
ここからまだ新しい木製の階段や桟道が約30分続くが、この山の一番傾斜の急なところだろう。ここの登りが終わると後はほとんど登りらしい登りはなく、森の中を歩くという感じになる。
この山の杉はとても大きなものが多く、胸高直径が1mを越すものが珍しくない。魚梁瀬杉は吉野杉や秋田杉と並ぶ代表的な杉らしいが、魚梁瀬杉の特徴は年月を重ねても成長の衰えが少ないことと記されている。しかし幹が途中から分かれた「親子杉」は特に珍しいものではないし、木の上を見ようとしたら頭のハチマキが後ろに落ちたという「ハチマキ落とし」はこの林ならどこでも言えることで、なぜ地名になっているのか解せない。
木道 大木ばかり
 
登山口から約1時間で展望台に着く。展望台からは真南の方向だけしか見えないが、魚梁瀬ダムが光っている。展望台のすぐ近くに傘杉堂というあずまやがある。
傘杉堂 展望台から白く光る魚梁瀬ダム
 
これから先は案内板が少なくなり、特に1,035m峰の巻き道に入ってからは「千本山へ」の標識が全くなくなり、トラバース道もあまりはっきりせず赤いテープだけが頼りの場所もある。頂上の少し手前で右手が開け、雁巻山(1,125m)が見える。
根が地上に伸びた松 千本山山頂
 
頂上は木に覆われているが、北の斜面から甚吉森(1,423m)の頂上がわずかに見え、千本山の頂上を越えて甚吉森へと書いた細い道が続いている。周囲の山はどれも千本山より高く、千本山は結局樹齢2〜300年の大杉が生い茂る森という感じだ。
なお四国に入って初めてこの山では誰にも会わなかった。

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