6月18日(土)晴
家を5時に出てもIさんを迎えにいってスメールに着くのはもう9時近い。
迷岳に関する案内板は一切ないのでパターゴルフ場の従業員に道を聞いて洞窟博物館の方へ進むと広い駐車場があり10台あまりの車が停まっている。これから少し進むと橋の袂に登山Boxがあるのでこれが迷岳の入口なのだろう。それにしても「迷岳」という文字が全く出てこない。橋の手前の細い道を少し進むとやっと「迷岳登山口」と書いた小さな木の札が出てくる。ここからの登りが中途半端でない。杉林、桧林中の急登を続けてやっと尾根上の分岐に出る。ここからの尾根歩きも尋常ではなく、根っこをつかんだり岩のかどを引き寄せたりしながら登っていくとやがて飯盛山というところに出るが、標高が808mと書いてあるので本当の飯盛山はまだ先のはず。せっかく登ったところをまた下り、さらに登りなおす。やがて標高930mの飯盛山に到着。
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スメール駐車場 |
飯盛山を少し過ぎて振り返る |
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しかし登りの間も飯盛山の上も本当に見晴らしが悪い。南側の木の間から水の少ないダムが見えるが蓮ダムになるのだろう。東のほうも少し木の間が開いていて山が見える。南の方に厳しそうな山が見えるので809m峰かと思うが、ここより高そうに見える。ここから再び急に下ってから登りなおすが、これまでのような厳しいルートはどうやら飯盛山で終わり。
やがて前方に大勢の人が休憩しており、この人たちは皆頂上から引返してきた人のようだ。目立たない木の札が唐谷林道への分岐点であることを示している。この人たちを見送ってまだ尾根を登っていく。頂上に近づくとブナの木が増えてくる。
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北岳のコル |
左手は口迷岳か? |
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頂上はもう皆下りた後で、我々2名だけで昼食。わりに広い頂上だが周囲に木が茂っていて、相変わらず眺望は全く得られない。この山が関西百名山と近畿百名山の両方に選ばれているのはなぜだろう。他の山と違うところは非常に急で登りにくいということと、眺望が全くないということだけだ。この登り難いというのが選ばれた基準になっているのだろうか。
北肩のコルまで引返し、唐谷分岐目指して急な杉林の中を下る。地図では30分と書いてあるが、我々には50分もかかってしまった。
この先いくつか滝があるが、水量があまり多くなくあまり迫力はない。この滝は水流が二筋に分かれた滝で順序からすると二ノ滝だろう。もちろん水量が十分多ければ二筋にはならないのだろうが。
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迷岳頂上 |
二ノ滝 |
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やがて林道に出て林道沿いに下る。左手には今日歩いてきた異様な峰々が見えている。
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この尾根を歩いたのだからしんどい はず |
コアジサイ |
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