7月20日(水)晴たり曇ったり
本来は雲取山に行く予定で深夜三条の湯へ向けて林道を走っていると、「工事中のため通行止め」に会い急遽予定変更。昨夜は丹波大山村の学校近くの少し道が広くなっているところで寝る。
今日のコースはロッジ長兵衛から唐松尾根を通って大菩薩嶺に向かい、その後尾根伝いに大菩薩峠に下るルートを取る。福ちゃん荘までは車道と並行した登山道なので、登りはゆるやか。ミズナラ、ブナなどが生えている明るい尾根を登って、高度が上がってくるとウラジロモミなどの針葉樹がやや増えてくる。
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針葉樹林 |
大菩薩湖 |
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振り返ると下層の雲で大菩薩湖が見え隠れし、上層の雲で藤の頭が隠され、富士山の中間部分だけ見える。
尾根に出たところが雷岩で、左に曲がってほんの少し歩けば頂上。5〜6人のパーティーが僕と入れ違いに出発して行き、後に白い犬と黒い犬の二匹が残っている。頂上は樹木に囲まれ何も見えないため、荷物を下ろして水を飲むだけで出発する。
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雷岩 |
大菩薩嶺頂上 |
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雷岩から大菩薩峠の稜線歩きが気持ちのいい場所だ。晴れていれば正面に富士を見ながら歩けるのだが、今日残念ながら大菩薩湖しか見えない。
小石のごろごろした鞍部が賽の河原で避難小屋が立っている。ほんの少し登った稜線の上を「親不知ノ頭」というらしいが、この上に立つと左手下に大菩薩峠の小屋が見えたので時間は早いが大菩薩嶺の見えるここで昼食にする
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稜線歩き |
賽の河原の避難小屋 |
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大菩薩峠には何と書いてあるのか皆目分からない記念碑が二つと山の方位盤があるが、ここも木と山に隠れてたとえ晴れていてもほとんど何も見えないだろう。食事をしているグループや小屋でみやげ物を物色しているグループなど人の多い場所だ。
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大菩薩峠 |
介山荘 |
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ここから小屋の車が通る道になるが、岩もごろごろしているのによくこんな道を登ってくるものだ。途中で松緑荘、富士見小屋を過ぎれば朝通った福ちゃん荘の前に出る。