9月12日(月)曇
家を出るときは金剛山にでも行くつもりで出発したがあまりの好天で七面山に急遽切り替え。しかし大塔村まで来ると空は曇ってくる。
まず登山口に入るまでに苦労する。大塔村役場から林道に入り、ほぼ道なりに篠原集落へ来るが、ここで川まで下りて橋を渡らねばならない。知らずにまっすぐ行ったので大変な目に合う。道は徐々に狭くなり、これ以上進むのは無理だなあと思ったときに村人がいたので道を尋ねると、引返して川まで下りないとだめという。この先にはUターンできる場所がないのでバックする必要がある。しかし道が狭いのでバックも大変。村人が何人か出てきて、「もっと左に切れ」、「まっすぐ下がったら落ちるぞ」、「当たる!、当たる!」という騒ぎで何とか無事向きを変え、再出発。
林道終わりから製紙会社の私道になり、役場に電話で尋ねたときは「私道なので入らないでくれ」と言われ正直に車を置いて歩き始めたが、ガイドブックには「マイカーだと登山口まで1時間の林道歩きが省略される」と書いてあるので再び車に引返し、登山口まで車で行く。村役場から1時間半以上時間がかかってしまった。
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やっとUターン |
林道からの登山口 |
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登山口から杉林の中をジグザグに急登すると約1時間で尾根の分岐点になり、ここでしばらく休憩。その後はブナもところどころにある自然林を東へ進む。西峰の手前から一面丈の低い笹に覆われ、頂上近いことを教えてくれる。
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急登1時間で自然林になる |
頂上が近いことを示す笹原 |
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やっと登りついた西峰には「七面山20分」の標識があり、まだ頂上ではないぞといっている。
仕方なく東峰に向かうが道が悪く途中で休憩、30分かけて東峰に到着する。どちらの頂上も木が茂っているのであまり眺望がよくない。しかし途中の尾根から奥駈道(明星岳南)の西側が大きくガレているのがよく見える。
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七面山20分の標識 |
東峰も眺望はよくない |
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西峰に引返し、槍ノ尾ノ頭に行くのを忘れていた。時間的にはもう無理だが、せめて行けるところまで行ってみようと緩い斜面を下っていくと前方に槍ノ尾ノ頭ヶ見えてくるが、それと同時に大きなガスの一団が急速に近づいてくる。写真を撮って30秒もしないうちに全く見えなくなってしまった。これ以上行っても仕方がないので引き返す。
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槍の尾の頭へ行くのを忘れていた |
ガスの塊が湧きあがってきた |
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この山でも他の登山者には誰にも会わなかった。