1月9日(月)晴
雲山峰には度々行くが、山中渓駅から登るのは30年近く前に一度行ったきりでもうあまり覚えていない。
山中渓駅から少し南に歩いて線路を渡ると集落らしいところもあまりなく、知らぬ間に高速道路の下を通り急に山道にかかる。この急なのぼりはまだ目が覚めていない体にこたえる。
しばらく歩いて尾根道に出ると右が銀の峰、左が雲山峰の道標がある。銀の峰方向へ少し行ったところに第一パノラマ台があり、まずここに寄って行く。視界はあまりいいとも言えず、対岸の神戸が見えない。しかし空港の向こうに六甲の山並ははっきり見える。ここで出会った男性は紀伊からほとんど毎日のように山中渓まで歩いているそうだ。今日はここの見晴しはよくないが、途中山の上からは大峰まで見えたと言う。
|
|
山中渓の道祖神 |
第一パノラマ台 |
|
引返して尾根道を少し行くと三叉路があり、左は四ノ谷山でその先はブッシュと書いてあるので右へ行ったが、帰ってから写真を見ると四ノ谷山まで1分と書いてある。三角点まで行くのだった。
尾根道は予想外に上り下りが多く、見晴しのよい場所が少ない。途中で東側の見晴しがよい場所があり、そこからずっと遠くの山まで見える。これがあの男性が言っていた大峰なのかもしれない。
急坂を2度登ると雲山峰頂上。相変わらず俎石山方面は木が茂って全く見えない。逆方向もヤブが茂っているが、わずかに開けているところから見えるのは金剛山方面か。少し歩けば眺めのいい広場があることを知っているためここでは誰も昼飯にしようとはしない。
|
|
東の遠景、あれが大峰か? |
雲山峰頂上 |
|
青少年の森(通称、広場)まで行くと紀ノ川が眼下に見え、和歌山市の沖まで見えて気持ちがいい。この広場はやはり人が10人以上いる。ここでラーメンを炊いて写真を撮る。
|
|
昼飯にした青少年の森広場 |
紀ノ川(上流) |
|
この広場を下ると六角形の東屋風の建物があり、この付近でも何人か休憩している。ほんの少し歩けば紀伊駅の分岐があり、紀伊駅に出る道もよく踏まれている。
|
|
紀ノ川(下流) |
下る途中から |
|
約1時間下ると高速道路が見え、急に車道に出る。この登山口にも車が停まっており、さらに車道を少し先に駐車場もある。和歌山側の人はここまで車で来て登ると上まで早く着くわけだ。道なりに下って行くと駅のプラットホームが見え、右手の踏切を渡って紀伊駅に着く。