5月30日(火)晴
登山口には鎧岳まで2.5kmの標識が出ている。これなら往復しても5km、楽なもんだと思って出発。祠を見送って谷沿いに入る。すぐ杉林の尾根道に変わる。いつの間にかコナラやアセビ、ネジキなどの自然林に変わり、急登が続く。兜岳まで0.2kmの標識のあるあたりが一番急で、鎖かフィックスロープの欲しいところだが、たるんだ細いロープが張ってあるだけ。
やっと頂上に着くとここはコナラに囲まれた広場で、休憩するにはよいが眺望はあまりよくない。すぐ近くにあるはずの鎧岳もまったくみえない。南東に古光山が見えるが、やはり視界が白っぽい。
|
|
登山口 |
兜岳頂上 |
|
稜線伝いに峠に向かう途中、岩壁の上の辺りに眺めのよいところがあり、鎧岳から倶留尊山、古光山にかけてよく見える。この付近はイワカガミが多いが花の時期が終わってつやつやした葉ばかり茂っている。
|
|
鎧岳 |
古光山 |
|
杉林の急な坂を下って行くと峠になっていて、倒れた標識に峰坂峠と書いてある。地図にはここから北に延びる道も書いてあるが、ほとんど踏みああとは残っていない。
この後鎧岳の登りにかかるが兜岳の登りよりかなり楽だ。やがて葛バス停・診療所から来る道と合流し、すぐ鎧岳の頂上に出る。 この頂上も木に囲まれてあまり眺望はよくない。南の岩壁のから少し離れているのか、木が茂っていて立ち入り禁止になっている。東に倶留尊山が見えるが、木が邪魔をする。
|
|
峰坂峠 |
鎧岳の頂上 |
|
兜岳に引き返す途中で夫婦の登山客に出会う。今日唯一出会った登山者だ。やはり道の急なのが気になるらしく、「この先はどうでした?」と聞くので「兜岳の登りが一番急で、それよりきついとこはないですよ」と返事すると「これで元気が出てきた」と言って鎧岳のほうに向かっていった。兜岳山頂で少し遅い昼飯にしてから下山。あの急な登りを下るのはもっと時間がかかるかと心配したが、それほどでもなかった。
車で下る途中に「済浄坊の滝」という看板があって500mと書いてあるので車を停めてカメラだけ持って川沿いに入る。この道はこの渓谷を抜けて国見山に通じているらしい。
済浄坊の滝は2段に分かれている。それ以上あるのかもしれないが、それ以上奥には入らなかったのでよく分からない。
|
|
済浄坊ノ滝 |
兜岳(左)と鎧岳(右) |
|