6月4日(日)晴後曇
トンネルを抜けるとすぐモクモク館があり、広い駐車場がある。そこに車を停めて辺りを見回していると掃除のおばさん連中がおり、この上にも車を停めるところがあるかどうか聞くと「いくらでもあるよ」と言うことなので、さらに上へ行く。道路の右手、グランドの横に広い駐車場があり、蜻蛉ノ滝の案内板が見えたので、ここに車を停める。
鳥居をくぐって階段を登って行くと蜻蛉ノ滝があるが、近すぎてどうやっても滝壷が見えない。
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鳥居 |
蜻蛉ノ滝 |
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この後、遊歩道と書いた上り下りの激しい道を歩き、吊橋を渡ってしばらく下流に向かうと吉野山と書いた標識があってそこから上流に向かう。今はウツギの花が満開だ。
また舗装された車道に出て面食らうが、この道は2、300mで終わり、あとは山道になる。この車道脇に、つぼみは白くてピンクがかっているのに花は黄色で二つずつ揃った花が咲いており、帰って調べたらスイカズラだった。名前はよく聞くが、初めて花を見る。
谷沿いのほとんど傾斜のないような道を1時間ほど歩くと鉄板の橋があって音無川上流の沢を渡る。ここで始めて青根ヶ峰と言う案内がある。
ここまでは全く青根ヶ峰という言葉が登場せず、地図がなければ本当にこの道でよいのだろうかと言う気持ちになる。
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スイカズラ |
初めて青根と書いた道標 |
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これから登りが始まる。しかし傾斜はあまりきつくない。やがて過ぎの伐採跡地に出ると左手の谷の見晴しがよくなり、すぐ向こうに大きな山が見えるが、地図で見るとどうやら無名の850mピークだろう。
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杉林 |
伐採跡地から |
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足元には日当たりのよくなった道にイナモリソウの可憐な花が点々と咲いている。また杉林の道になり登って行くと車道に出てすぐ横断した先に「青根ヶ峰と」書いた標識のある階段が見える。これから急な登りになるが、頂上はすぐそこだ。
頂上には先客がいて、大阪市内から電車、ケーブルとバスを乗り継いでやってきたそうだ。周囲に花見なら付き合ってくれても、山登りに付き合ってくれる人はいないとこぼしていた。残念ながら頂上は木に囲まれて全く眺望がない。今日は黄砂でどうせ開けていても遠くは見えないのだが。
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イナモリソウ |
青根ヶ峰頂上 |
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