7月13日(木)曇後晴
はっきりした梅雨の中休みではないが、雨の確率は少なそうだし来週からまた雨になるのでオオヤマレンゲを見るのならそろそろ行っておかないとチャンスを逸する。4時に家を出て6時半前にトンネル西口に着く。走りながらの朝食はあまり摂れない。トンネルに近いほうの駐車場はこの車を入れるとほぼ満車状態。
途中、何人かに追い抜かれはしたが弥山小屋広場は全く人の姿も荷物も見えない。まず弥山神社にお参りに行く。戻ってくるともう花を見てきた人がいたので、どの辺りか場所を聞くと「下ってから少し上りになったあたり」とのこと。
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弥山小屋広場 |
オオヤマレンゲ |
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確かに下り道は何もない。八経ヶ岳の登りになってしばらくすると鹿よけネットがあり、これをくぐったところで初めてオオヤマレンゲが姿を見せる。つぼみもたくさんあるが、すでに枯れた花もかなりあって、桜のように一度に咲くものとは違い、まあこれぐらいのものか。二度目の鹿よけネット内にも咲いている。ネット外には全くなく、数は思ったほどではない。国管理の天然記念物というのに少し物足りない。
八経ヶ岳の頂上は最初東側が全く何も見えなかったが、待っているうちに大台ケ原などが見えてくる。しかしすっきり晴れることはなさそうだ。先に明星ヶ岳のほうに歩いていった人が戻ってきたので、明星までいったのですかと聞くとそうだという。割に短い時間で往復しているので、頂上に先着していた堺から来たという若い男と明星岳まで行ってみる。ずっと昔、前鬼まで歩いているものの雨だったこともあって、何も覚えていない。奥駈道は明星ヶ岳の頂上を通らずにずっと下って行くので少し引き返し、道のないところを上がって行くとあちこちに踏み跡はある。頂上は明星ヶ岳の標識が立っているものの、全く整備はされておらず、立ち枯れの木や倒木がいっぱいで、眺めもよくないのですぐ引き返す。
八経ヶ岳の下りは登りの時より花がたくさん開いており、また時間をかけて写真を撮りなおす。ちょうど昼時に弥山小屋に戻ってくると今度は人がいっぱい。
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明星岳頂上 |
オオヤマレンゲ |
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八経ヶ岳が正面に見える道端に座ってラーメンを炊く。
下り道では大普賢岳がよく見える。
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八経ヶ岳 |
大普賢岳 |
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聖宝宿跡を少し行ったあたりで道路わきに大きなカメラを構えてる人がいるので、覗いてみると何か見たことがない花らしきものがある。これをショウキランというらしい。毎年この時期にオオヤマレンゲより、ショウキラン目当てに大峯に来るのだという。来るときは全く気がつかなかったが、かなり大きな群落もある。
今日は雨も降らず、オオヤマレンゲとショウキランという珍しい花も見ることができた。まあ満足としよう。
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ショウキラン |
奥駈道 |
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