8月11日(金)晴後曇
前回来たときは完全な夜行登山で頂上付近は非常に苦しく、日の出を見るまでの間がとても寒くて日の出と共に急いで下った記憶が残っている。今回はお鉢巡りをしたいと思い、ツアーに参加した。
行楽地のような五合目を出発し、六合目から登りとなり、七合目のトモエ館に5時半に着く。七合目付近は溶岩の岩登りが多い。
宿は予想外に空いており、布団1枚に一人づつゆっくり寝られそう。晴れていれば夜間の風景がきれいだと言われたが、今日は雲で全く何も見えず。
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都会と変らぬ五合目 |
七合目トモエ館 |
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8月12日(土)曇一時雨
朝ほんの一瞬太陽が姿を見せかけたがすぐ雲に隠れてしまう。
宿の裏からまた溶岩の岩登りが続く。
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七合目の日の出 |
また溶岩の登りが続く |
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小舎もいろいろ姿を見せる。八合目も範囲が広いので、その間に度々休憩。しかも普通の八合のほかに本八合というのもあるし。
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二度目の休憩東洋館前 |
三度目の休憩白雲荘 |
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雨がぱらつくので本八合目トモエ館前で雨具を付ける。本八合目を過ぎる頃から道は砂利道に変わり、少し歩きやすくなるが苦しいのは変わりない。
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本八合目トモエ館で雨具をつける |
鳥居より上が頂上神社の境内 |
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頂上付近はガスが渦巻いており、前方もほとんど見えないがたまに下界の別の山の頂がうっすら見えることもある。
その後天候が急変し、強風と言うより暴風が吹き付けてくる。風に飛ばされそうな状態で久須志神社内に避難。約半数が神社横の小屋に居残り、残り約半数がお鉢巡りに出かけたが、ほんのわずか進んだだけで、風が強すぎて危険なため中止し、頂上小屋に引き返す。
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寒くて神社に避難 |
そとは相変わらずすごい風 |
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下山はブルドーザ道を通るが、昼食のため八合目トモエ館に立ち寄る。もう雨に会うこともなさそうなので雨具を脱ぎ、リュックに仕舞う。下山道はずっと変化のないざくざくした道で、この通りには小屋もない。登りの七合目高度より少し下がったところにコンクリート造りの公衆トイレがあり、山小屋と間違えて立ち寄り、すぐ去って行く人が多い。
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今日は下からレンズ雲か奇妙な雲が 見えただろう |
本八合目トモエ館で雨具を脱ぐ |
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六合目で登りの人と同じ道になり、明日は日曜なので登山者がとても多くてごった返している。五合目に付いてバスに乗り、まだ発車する前から急に薄暗くなり、やがて激しい夕立。この雨は1時間あまり降り続いて止み、麓の小山町日帰り温泉に入るとき七合目あたりから上が白くなっている富士山がよく見えた。カメラはバスのトランクに仕舞ってしまったので写真が撮れず残念。後のニュースで見ると、雹が1〜3cm積もったそうだ。