2月20日(火)晴 |
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山中渓に車を置いて、そこから出発。車道とは別の整備された紀州街道を歩くのは気持ちがいい。庄屋屋敷、山中宿本陣跡、道祖神、関所跡の看板を見て行くと車の多い狭い道になるので、注意しながら歩く。
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車で走っているときは気づかなかったが、右手に滝畑の集落があり、その入口の民家の前に中山王子跡がある。この後急な峠道が、歩く者にとって一番の難所だ。何しろ車が多いヘアピンカーブなので、車のないときを見計らって急いで下りる。
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下りきると車の多い県道と分かれてすぐに山口王子があり、万葉の歌碑も並んでいて雰囲気はよい。地図ではここからすぐに山口神社に行く道が記されているがどれがそうか分からず、近くの人に聞いてみても要領を得ない。適当に見当をつけて歩き出し、途中で合った人に確認しながら行くと山口神社がある。
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もう昼近いので、弁当代わりに放り込んできたカロリーメートをかじる。
この次は新しい県道粉川加太線沿いに歩くと迷うこともなく近いのだが、紀伊路のコースとしては池の川バス停から山口小学校前を通る道になっている。
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車に気をつけながら歩いて川辺王子に向かう。川辺王子も場所が分からず、すぐ近くの西蓮寺に景色のよい休憩所があり、ここで一休み。
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休んでいるときに来た墓参りのおばあさんに聞いて川辺王子にたどり着く。今回の王子跡ではここが一番よい感じ。
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この次の中村王子までが一番苦労する。街路が入り組んでいて、縮尺の粗い地図を見ても全く分からない。何人かの人に聞くが皆間違って川辺王子を教えてくれる。導き石ではどちらに曲がるのか分からず、間違った道を行っても気が付かない。
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結局道に迷ってかなり遠回りした挙句、山口神社から45分の行程を結局2時間半以上かかって中村王子跡にやっと到着。これがただの白い鉄板にペンキで書いた看板1枚。すぐ横の力侍神社にも中村王子跡の石碑が立っている。ここでは疲れて、もっとゆっくりしたいがこの先またどこで迷うか分からないので5分だけ休憩。
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川辺橋から紀ノ川を眺め、しばしホッとする。吐前(ハンザキ)王子もキャベツ畑の前に看板が立っているだけ。今日は、いくら遅くとも2時前に布施屋駅に到着の予定が1時間半遅れた。
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