熊野古道・紀伊路7(布施屋−海南)(和歌山)

1.八軒屋−住吉大社  2.住吉大社-鳳  3.鳳-東貝塚  4.東貝塚−泉佐野 
5.泉佐野−山中渓  6.山中渓−布施屋  7.布施屋−海南  8.海南−紀伊宮原 
9.紀伊宮原−紀伊内原  10.紀伊内原−切目  11.切目−南部 12.南部−田辺
番外和泉鳥取−地蔵堂王子跡

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2007.03.02

03.02 布施屋駅9:20−歓喜寺10:00−和佐峠10:30−11:30伊太祈曽神社11:50−汐見峠13:50−15:15海南駅

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3月2日(金)晴
川端王子がある布施屋駅付近は狭い道が入り組んでいてなかなか分かりにくい。和佐歴史研究会の道標が唯一の頼り。
和佐王子手前の重文指定の旧中筋家住宅は全体に大屋根がかぶせられて改修中で、外観も見ることができない。この工事現場のすぐ前に急熊野詣の接待所、歓喜寺の道標があったので立ち寄ってみるが、説明版が1枚立っているだけで何ということもない。
和佐王子が見つからず、工事をしている人に聞くが分からない。その工事現場に「熊野古道 和佐王子社跡地」という看板が寝かせてあった。        
この先矢田峠になるが、頼りの「和佐歴史研究会」道標も峠の入口で最後。峠に上る途中の眺めはよい。峠の上でどちらに進めばいいのかわからなくなるが、適当にミカン畑の中を歩いて行く。
県道を横切る手前で道を間違えたかなとウロウロしていると、畑で作業しているお婆さんが「熊野古道かえ?」と聞いてくる。エエと答えると、「まっすぐ車道を横切って、昔の道やよって家の建て込んでる間の狭い道を拾うて行けばええ」。間もなく平尾自治会館前にある平緒王子跡を見つける。
そろそろ昼近くなってきたので、昼食をとるため伊太祈曽神社に寄り道する。なかなか広い神社で池に赤い太鼓橋もかかってなかなか感じがよい。お参りした後、切り株を見つけてそこに座っておにぎりを食べていると「そこでものを食べるの止めてください!」と小母さんがどこから現れたのか怒った顔をしてにらんでくる。下の段に下りればいいということなので石段を下り、最下段の石段に腰掛けて続きを食べる。
元の道に戻り、次は奈久智王子。関係ないところに「ミカン畑の西20mほど」と書いてあるのでそのあたりを探すが見つからない。民家で聞こうと思うがどこも留守。4軒目ぐらいでやっと人が出てきて、「あのカーブミラーのあたりに看板があって王子跡はその横を登った山の中です」と教えてくれる。たしかにミカン畑を登っていったところに王子跡がある。
武内神社、新池、大池の後、県道と分かれる場所を見失い、阪和自動車沿いのはずなのにどんどん離れて行くので途中から左に折れる。自動車道に近づくと細い道があり、これが古道のようだ。四つ石地蔵を見送り、突き当りをまた県道に出て松坂王子跡。その後池の横を通って汐見峠。海が見えるのでこの名前らしいが、霞んでいいるためか家が建て込んでいるためか海は見えず。
春日神社に入る手前の松代王子跡が見つからず、通りかかった人に尋ねると「場所が変わって神社の横のほうに新しい王子社が建っているとのこと。春日神社に登り、車の参拝道のほうに回ると、立派な松代王子が祀られている。
次の菩提房王子に行くまでに迷い、かなり北に引き返していた感じ。菩提房王子のすぐ近くで尋ねると、「王子という字は書いてあるが何か分からない」という返事で案内してもらう。確かに看板の小さな字を読まないと菩提房王子跡とは分からない。結局、松代王子から約10分の行程を30分以上かかりやっと到着。以後海南駅までは問題なし。

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