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３月２４日（土）曇後雨
雨の降ることが分かっているので、一人なら絶対出かけないところだが、団体なので仕方ない。
柏原駅を下りると所々に霊仙登山道入口の標識が立っている。ずっと谷沿いの道を進み、１時間歩いてやっと1合目。

登山道入り口	一合目

ここから比較的なだらかな尾根道になり、１合目ごとに標識が立っているのでありがたい。
まだ雨は振り出さないが、４合目で雨具のズボンを履く。

尾根筋	四合目

ここにはコンテナの避難小屋がある。４合目から上はかなり雪が残っている。５合目、６合目はまだ雨も降りださず無事過ぎる。

四合目の避難小屋	五合目

梓河内道分岐点の７合目で雨がポツリポツリ。雨具の上を着けてザックにカバーをかぶせる。いくつか起伏を越えると前方に小屋が見えてくるが、この頃から風がとても強い。とりあえず小屋に入って昼食。ここで今後のコースは頂上からショートカットして汗ふき峠へ向かうことにする。汗ふき峠の道はよく踏まれているので楽だと思ったが・・・・
小屋の外はすごい風が吹き荒れているので、カメラもリュックの中に入れ、山頂での写真は割愛。飛ばされそうな風の中を頂上まで何とか登りついた頃にはガスも出てきて周囲が見えない。

七合目	頂上手前の子屋

リーダーについて頂上から少し下るとフクジュソウのお花畑になる。ここではやむを得ずまたカメラを出して２、３枚写真を撮るが、風絵に飛ばされそうになってピントも構図も合わすことができない。この後様子がおかしいのでGPSで確かめると方角を誤って西南尾根のほうに向かっている。仕方ないので西南尾根を今畑に下ることにする。
フクジュソウの咲き乱れるところも風が強いのではっきりよけて通れない。「ごめんごめん」といいながら通る。雨がメガネについて足元がはっきりせず、強風に飛ばされそうになって急にヒザが疲れてきたのか転倒が多くなる。他のメンバーが見かねてリュックを背負ってくれたり、後から体を支えたり、いろいろ迷惑をかけながらやっと傾斜の緩いところまで下る。
ミスミソウも目に付くが、この天気なのでどれも花を閉じている。何とか今畑の登山口につくが、この集落は廃村。登山口に水道だけが残っており、皆これで雨具と靴の泥を落とす。
車道まで下って集落のあるところまで歩くが、最初の集落はやはり廃村。次の集落で何軒かに声をかけてやっとタクシーを呼ぶ。タクシーの運転手に聞くとこの集落も今住んでいるのは３軒だけとのこと。

フクジュソウ	今畑登山口

彦根駅から帰途に着く。