6月3日(日)晴後曇
皇海山(スカイサン)はよほど山好きでないと読み方も分からない人が多い。昔は庚申山から鋸山を経ないと訪れることができず、日帰りは無理だった。新しい林道ができてからもすぐ不通になる道で数年前に予定したときも「昨年の台風で不通になり、開通のめどは立っていない」と言われた。今年も車の腹を擦る覚悟で来て下さいといわれたが、それほどひどい道ではなかった。
日曜だのに車は少なく、橋の両側に計5〜6台という程度。「皇海山登山道入口」と書いた高い標柱が立っている。
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登山道入り口の標柱 |
皇海山案内図 |
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登山口からすぐ渡渉で始まり、その後何度も渡渉を繰り返しながら沢を登って行く。大きな道標が所々立っているが、登山道がまだあまりしっかりしているとは言えず、不要な渡渉を二回もしてしまった。
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登山道 |
渡渉時の写真 |
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かなりさかのぼって不動沢の水量が少なくなってくると、沢の中を歩くようになり比較的緩い沢をまっすぐ登って行く。大雨で水量が増えるとこのルートは通れないということか。
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登山口と頂上の中間点 |
この沢を真っすぐ登っていく |
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沢は傾斜が緩いが、この沢を離れて不動沢のコルに出るまでの間が厳しい。
やっと登りついた尾根道は、鋸山を越えて来る道でよく踏まれている。
樹林帯の中の尾根の登りだが、この登りも非常に厳しい。ほぼ登りついたところに青銅の大きな鉾が立っている。黒くて字が読めなかったが「康申二柱大神」と書いてあるらしい。
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唐松の緑が鮮やか |
鋸山の尖峰 |
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これを過ぎると頂上だが、結局頂上付近も木が生い茂りあまり展望は得られない。それでも木の間が開いているところもあるのだから、どこか見えてもよさそうだが見えない。弁当を食べていた女性が、先ほどそちらのほうに白いものが見えたので、白根山かなあと話をしていたとのこと。
庚申山から鋸山を越えるコースなら展望がいいだろうが、不動沢を登ってきてこれでは全くつまらない。
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渡良瀬川水源碑も立っている |
パンダナを持って写真を撮ってもらう |
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