8月8日(水)晴
道路崩落のため送迎バスに乗るには20−30分歩かねばならない。サトウのご飯で朝食を終え、ここに居ても仕方ないので早すぎかもしれないが6時半ごろ出発。道路崩落場所は山手側に人一人が通れる幅の通路が確保されている。ダムの上を歩いていると前方からバスがやってくる。僕らより先に出発した人たちが乗っている。臨時バスのようだ。このバスに乗り込み椹島着は8時。ここから今日の歩きが始まる。
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道路崩壊箇所 |
畑薙ダム |
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登山口の鉄梯子を上り、山道を歩くともう一度林道を横切るところがある。地図を見ると林道はかなり先まで登山道路に沿って付けられている。周囲は全てパルプの原料になる針葉樹のシラビソばかり。
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赤石岳方面との分岐点 |
シラビソ林 |
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次々と人に追い抜かれ、地図で見晴台と書いてあると思しき場所を過ぎると頭の上で声がする。登山道をそれて登ってみると林道があって見晴しが良い。雲がかかってはっきり見えないが赤石岳が見えているらしい。
登山道に戻り、さらに登りを続けると駒鳥池と書いた立て札がある。右側を少し下るとシラビソ林に囲まれ神秘的な小さな沼がある。
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赤石岳方面 |
駒鳥池 |
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しばらく歩いてシラビソ林が切れ、花がたくさん目に付くようになると前方に千枚小屋が見えてくる。
千枚小屋の前から立派な富士山が見える。
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千枚小屋 |
千枚小屋から見る富士山 |
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とりあえず富士山の前でビールで乾杯。夕食までのひと時をコーヒーを飲みながら優雅に過ごす。
小屋の周りはイブキトラノオ、タカネグンナイフウロ、マルバダケブキなどのお花畑に囲まれていて、これらの花も撮らねばならない。
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小屋手前のお花畑 |
小屋向こうのお花畑 |
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夕食後、今年まだ3回しか見られていない赤富士が見られるかもしれないということで、小屋の外でずっと富士山を見ていたが半分ほど色づくだけで終わってしまった。このときはカメラの調子が悪くてピントが全く合わすことができず、たくさん写真を撮ったが全部ピンボケになってしまった。
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わずかに赤く色づく富士山 |
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翌日へ
荒川三山・赤石岳で見た花