1月10日(木)晴 |
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切目駅を下りると標識は全くないが、頭が支えそうな低くて暗いガードをくぐり、線路の反対側に出る。所々に中山王子と書いてあるのでそれを頼りにかなり急な坂を登る。かなり登ったところにあるまだ新しい建物のある社が中山王子社だ。足の神様と合祀されている。
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どこが榎峠の頂上か分からぬ間に海が近づき、このあたりは全てビニルハウスで花を育てている。
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万葉歌碑のあるところが熊野古道だろうと思い、国道から1本山手の道を歩いていると道標が全くない。ロウバイの花が咲いていたのでしばし見とれる。
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2回ほど道を聞いて途中でを見て岩代駅前に出ると道標があった。ここに書いてある有馬王子は万葉歌碑のことらしい。
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線路を渡るとすぐ右手の小高いところが岩代王子。
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王子社の前は一面の砂浜。風もなく暖かくて気持ちがいい。昼飯には少し早いので弁当には手を付けず、しばらくのんびりと休憩。
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岩代駅前から道なりにまっすぐ行くとやがて国道に出る。国道に出る寸前を鋭角に右折れして海に向かう。JRのガードをくぐると千里浜で広い砂浜が広がる。
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砂浜を少し歩くと左手に千里王子があり、ここで昼食。最初は今日中に田辺まで歩いてしまおうかと思っていたが、こんなによい天気で気持ちのいいときにさっさと歩いてしまうのはもったいない。ここでのんびりとゆっくりする。
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すぐ上の石仏前を歩くと観音堂があり、石段を登ると駐車場と展望台があるが、展望台に登っても海がやっと見えるというだけで下の砂浜の眺めには遠く及ばない。
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広い車道に沿って歩いていると、道の向こう側にいた人が「あんたら、この道へ行くんとちゃうか」といって右手の細い道を指差す。地図を見せて南部峠の石仏に出たいというと、やはりこの狭い道だそうだ。「ここはみなよう間違えるとこやねん」というが、全く道標がないので間違えて当然という場所だ。
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南部峠からやがて国道に出て南部川を渡る。
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この後また道が分からなくなるが、丹川地蔵の大イチョウがすぐに見えているので、三鍋王子はこのすぐ先のはずだ。
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南部王子にお参りしてから市街地をだらだら歩いていると左手に南部駅が見えてくる。ちょうど和歌山行きの電車が入ったところらしい。ここから走ってもとても間に合いそうもない。普通電車は1時間に1本しかないので、この駅でちょうど1時間待つ。
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