【関西百名山】春を待つ・快晴の三峰山(奈良、三重)

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2008.02.29

02.29 みつえ村青少年旅行村駐車場9:40−10:00ノボリオ−11:30山小屋(昼食)12:05−12:35山頂−13:00八丁平−13:20山小屋−14:30ノボリオの橋−14:50駐車場

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2月29日(日)晴
晴れた日に三峰山に登ったことがなかったので、29日は全国的に晴と聞いて三峰山に出かけた。途中ので道路は車線上に全く雪が残っておらず気を使う必要はなかった。 車が2台停まっている第四駐車場に車を停め不動滝に向かって進み、三峰山まで3600mと書いてある最初の橋を渡ったところでアイゼンを付ける。凍った丸太階段を登り、日当たりのよい尾根上に出るとまた雪がなくなる。すぐ先に見える車道も雪がないが、その先に見えるこれから登る尾根の階段は真白なので、アイゼンを着けたまま年金施設の無人の小屋前を過ぎ、車道を横切って階段というより雪の急斜面を登る。
登山口の橋 年金施設の小屋と突き当たり(電柱の横)の登山道
 
この先も日当たりのよいところは雪が溶けているところもあるが、しばらく登って行くと次第に雪が深くなってくる。間もなく見晴しのよい場所があり、くろそ山や大洞山がよく見える。この先は快適な尾根道になり、毛糸の帽子を被ったお地蔵さんも祀られている。
くろそ山(左)と大洞山(右) 登山道のお地蔵さん
 
不動滝ルートとの合流点にある林業の作業小屋が完全に床も取り外され、中が通路になっている。ちょうど昼も近いので山小屋に立ち寄ると先客が一人。もう山頂に行きこれから下るところらしい。ここまでは誰にも会わず。いつもどおりラーメンを炊いて昼食にした後、頂上に向かう。
通路になっている旧作業小屋 僕ひとりになった山小屋
 
主峰稜線に向かう途中で杉林がなくなり落葉樹主体の自然林になる。主尾根の三畝峠で左折、頂上に向かう。
杉の霧氷 溶けかかった霧氷
 
頂上の手前に「木曽御嶽山ポイント」があり、年数回見れますと書いてある。今日も快晴だが木曽までは全然見えない。少し方角は違うがカヤト原の学能堂山がよく見える。このあたりで頂上から下ってきた4,5名の1パーティに出会う。
御岳山ポイントより 学能堂山
 
三峰山の頂上は誰もおらず、日に当たる霧氷がハラハラと散る。やや西よりの北側が見えるだけだが、くろそ山を中心とした一帯がよく見える。
頂上から見る室生火山帯 これも樹氷?
 
八丁平に向かおうとしたが、この2日間の北風で踏み後が完全に消されていて分からない。下手に足を出すとひざ上まで雪に埋ってしまうので、仕方なしに引き返す。途中でかなり高齢のおばさん3人グループに会い、八丁平のことを聞いてみたが「私ら始めて、なーんも分からん」という。三畝峠まで引き返す途中に八丁平の分岐点があり、ツボ足の踏み跡がある。その後を追って行くと何人か歩いた跡があり、やがて八丁平に出る。風がいつも吹き荒れる場所なので一部雪が吹き飛ばされて芝草が顔を出している。
八丁平分岐点 誰もいない八丁平
 
下りは不動の滝ルートを通るつもりだったので不動の滝を通ってきたという夫婦に道を聞いてみると「山小屋の手前で道がはっきりしなくなり、何とか尾根目指して上ってきた」という。小屋に行ってみるが誰もいない。踏み跡をいろいろ探してみるが小屋の後の稜線上しか見当たらない。その後をたどってみると数十メートル行ったところでぱったり途絶え、後はつぼ足の踏み跡が右のほうにあるだけ。この跡をたどって行くのも心細いので、登りの道を引き返した。

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