涌蓋山(ワイタヤマ)(大分、熊本)

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2008.05.27
単独

05.27 森林スキー場6:55−7:40一目山−8:50みそこぶし山−9:25林道(筋湯〜岳の湯線)−10:00女岳−10:15涌蓋山

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5月27日(火)晴
確かスキー場のほうから登れるという話を聞いて大して調べずに来た。とりあえずスキー場の広い駐車場に車を停める。道路の向こう側に一目山が見えている。道路を渡ったところにスキー場の第二駐車場があり、山側は削り取ってあるので崖になっているが、金網で石を包んだもので固めてあるところがある。ここならよじ登れる。登ってしまえば後は草が剥げた歩いた跡をたどって稜線に出る。稜線沿いに登って一目山頂上まで行くと踏み跡がはっきりしてきた。頂上から見る涌蓋山ははるか向こうにある。女岳と重なって見える少し低いピークがみそこぶし山だろう。東を見るともうもうと湯気が湧き上がっている向こうに久住山の山々が顔を見せている。
一目山の頂上から見る涌蓋山 一目山から見る久住山方面
 
一目山を下ると林道に鎖を張ったところに涌蓋山と書いた矢印がある。緩い坂を登っていると道の両側にミヤマキリシマがかなり咲き始めている。涌蓋山はなかなか近づいてこないが、みそこぶし山が近づいてきた感じだ。一目山の西手のほうに風車が5本ゆっくり回っているのが見える。
ミヤマキリシマがチラホラ咲く涌蓋山 一目山の西に位置する風車
 
足元にはハルリンドウの青い花が当たり一面に咲いている。そうこうしているうちにいよいよみそこぶし山の登りにかかる。
あたり一面に咲くハルリンドウ みそこぶし山の登りにかかる
 
みそこぶし山の頂上には文字の消えかかった標柱が立っているだけであっけないが久住の山がますますよく見える。涌蓋山はかなり大きくなってきた感じだ。
みそこぶし山から見る久住山 みそこぶし山から見る涌蓋山
 
下ってから少し行くと、筋湯温泉〜岳の湯の標識がある林道に出る。少し林道を歩いてすぐ右に入る。30分ほど登って行くとやっと女岳に着く。この登りですごい勢いで追い越していった男性がいる。一息入れてから登りにかかると、15分の登りで涌蓋山の頂上に着いた。頂上にははっきり山名を記した標柱が立っている。
女岳に到着 涌蓋山頂上
 
その先に祠がまつってあり、方位盤代わりに大きな柱を横たえて山の方向を示している。
涌蓋山の祠 角材で作った大きな方位盤
 
先ほど追い越していった男性は福岡の男性で100kmマラソンに挑戦しているらしい。この男性も僕と同じスキー場から来たが、僕と同じく帰りはみそこぶし山を通りたくないので、筋湯温泉〜岳の湯の林道から筋湯に下り、車道を通ってスキー場に引き返すと言って先に下っていった。そのうち何人か登ってくるが、岳の湯のほうから来るのも近いらしい。他に地熱発電所から来た人、筋湯から来た人、ヒセン湯から来た人、いろいろだ。僕が帰りはみそこぶし山を通りたくないので筋湯に下ろうと思っているということを言うと、筋湯からスキー場までは急な登りがずっと続き距離も長く止めたほうがいいという。また別の人が、みそこぶし山に登らずに右に巻く道があるから、それを通れという。いずれにしろ元の道に引き返したほうがよさそうだ。
女岳を通り林道を横切ってみそこぶし山の登りにかかるとき、確かに右手に巻いて行くような細い踏み跡がある。どこに行くか不安だが天気はよいし時間も早いので、いざとなれば引き返せばよい。この道をたどって行くとどうやら正解のようで次第にしっかりした道になり、みそこぶし山の右手を通って草地と樹林帯との境界にできているえぐれて石のごろごろした幅広の道に出る。これを進めばみそこぶし山を通らずに来るときに歩いた道に出た。
みそこぶし山の急な登りになる前に右手に細い巻き道がある みそこぶし山巻き道から涌蓋山を振り返る
 
その後、一目山の手前にある舗装された道を通って車道に出ると、ちょうど先に筋湯へ下った男性と一緒になった。林道の標識が倒れていてかなり引き返したそうだ。やはり急な登りばかりでかなりしんどい道だったようだ。
来るとき一目山から下りてきたところ 林道に下山
 
スキー場まで車を取りに行ってから、筋湯温泉で有名な共同風呂「打たせ湯」に案内してもらう。

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