8月3日(日)晴
8月1日昼頃、家を出るときに「法事の関係でできるだけ早く帰ってきてね」と家内に言われた。当初は白馬岳から雪倉岳経由、朝日小屋にもう1泊して下山の予定だったが、ピストンに予定変更。
今回は新潟県最高峰の小蓮華山が目的地の一つだし、下山した足で富士山の剣ヶ峰へ行く予定だからまあいいか。(実際には天候悪化で富士山は諦める)
蓮華温泉の広い駐車場に前日着いて半日ぶらぶらしていると、大勢下山してくるがそのたび別の車がやってきて広い駐車場が空くことはない。車から降りた登山客は皆リュックを持って蓮華温泉の小屋に入る。車泊という人はとても少ない。
さて出発当日、小屋の前から右側を裏に回ると白馬岳の登山口がある。しばらく樹林帯の中を登り、1時間あまりで天狗の庭に着くが、ここから雪倉岳や朝日岳がよく見える。
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左から雪倉岳、赤男山、朝日岳 |
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さらに1時間で樹林帯が切れ、急に広々したお花畑に出る。白馬大池のお花畑だ。小屋泊まりで花の写真を撮りに来た人が多く、大きな三脚を担いでウロウロしている。
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白馬大池のお花畑 |
池端のキャンプサイトと大池山荘 |
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無数に咲くチングルマの他にハクサンコザクラ、ハクサンイチゲなども咲いている。
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チングルマ |
ハクサンコザクラ |
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ここからハイマツ帯とガレ場の中を小蓮華山目指して登る。大池と小蓮華山の中間点にある小ピークで一休み。後立山の全貌を見るのに絶好のポイントで、白馬三山の向こうに五竜のピークと鹿島槍の双耳峰がよく見えている。
このあたりはイワギキョウが多いと思ったら、これはチシマギキョウのほうで、イワギキョウとチシマギキョウの区別がつかない。
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後立山の全貌 |
チシマギキョウ |
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小蓮華山がだいぶ近づき大きく見える。下ってくる団体客が切れ目なく通り、なかなか出発できない。
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大きく見える小蓮華山 |
ひっきりなしに団体客が通る |
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さらに1時間登ってようやく小蓮華山に到達。後立山連峰の山々とほぼ同じ高さになってきた。今登ってきたほうを振り返ると白馬大池が見える。大池付近はほぼ平に見えたが、上から見るとやはりきれいなすり鉢状になっている。
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小蓮華山から見る後立山連峰 |
眼下に白馬大池が見える |
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雪倉岳の分岐点を過ぎると地図では三国境というピークがある。どれがそうか分からないが、このあたりちょっとした岩登りをしていよいよ頂上に近づく。
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雪倉岳から朝日岳に続く尾根 |
頂上は近い |
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やっと頂上に着く。頂上の山名盤は大勢の人に触られてつるつるで何も分からない。西は目の前に旭岳がそびえるが、ちょうど逆光で写真は撮りにくい。しばらく休憩して小屋に向かう。
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白馬岳山頂 |
白馬山荘 |
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反対側を見ると大雪渓を登ってきた人が三々五々とやってくる。画面中央に村営の白馬頂上宿舎が見える。
その向こうに杓子岳、鑓ヶ岳の白馬三山の大きな山塊が見えている。
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村営頂上宿舎ヶ見える方角 |
白馬三山の大きな山塊 |
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小屋では畳1枚に1人、まあまあか。昨日はもっとずっと混んだそうだ。
山頂付近でわずかに撮った花の写真は次のページに載せる。
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